平成18年6月27日
17年度“約束”の評価を受けて
日本放送協会


 NHKは、視聴者のみなさまの意向をより的確に反映する事業運営を推進します。そのため、昨年5月、改革の重要な柱のひとつとして、事業運営の目標として“約束”を公表し、その達成状況を、外部の専門家からなる「“約束”評価委員会」に視聴者の視点から評価していただき、それに基づいて事業運営を改善する仕組み(PDCAサイクル)を導入しました。

 本日、「“約束”評価委員会」から、NHK17年度“約束”の評価報告を受けました。
 NHKは改革途上にありますが、7割を超える幅広い世代の視聴者のみなさまから公共放送NHKに対する支持を得たこと、CVM調査によりNHKの創出している価値に対する支払い意思額が受信料額を上回る一定程度の規模になったこと、幅広い番組ジャンルが視聴者のみなさまから期待されていることなどが示されています。NHKの取り組みが視聴者のみなさまから一定の評価をいただいたものと考えています。
 一方、NHKとしては、様々改革に向けた努力をしてきましたが、コンプライアンス等において、決して成果が十分とは言えない取り組みがあることも厳粛に受け止め、いっそう改革を推進していきます。

 「“約束”評価委員会」には、大規模な視聴者アンケートやCVM調査等により、公共性・文化性といった、定量化が難しい“公共放送の価値”について、多面的な分析・評価を行っていただきました。この手法については、より視聴者のみなさまの多面的な意向を反映するよう、今年度以降もさらに進化し、充実されていくものと期待しています。
 「“約束”評価委員会」が取り組まれた、こうした手法による分析・評価もまさに視聴者の声であり、事業運営を行っていく際の貴重な示唆になるものと考えています。
 NHKは、評価結果を真摯に受け止め、内容を十分咀嚼し、翌年度の事業計画に反映させるなど、事業運営を着実に改善していきます。
 
 評価報告書は、NHKの公開ホームページに掲載し、公表します。





 
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