NHKトップトーク NHK information
Copyright NHK (Japan Broadcasting Corporation) All rights reserved. 許可なく転載を禁じます。
会長記者会見要旨 2013/6/6
→会長記者会見資料
 
25年度第1期の営業業績について
 
(松本会長)
 契約総数の増加は、14万2000件と前年度同期をやや下回るが、年間計画に対しては29.5%となる見込み。衛星契約は18万8000件の増加と前年度同期を上回り、年間計画に対しては27.1%の見込み。前年度同様に前倒しの業績確保に取り組み、年間計画に対して堅調な業績だ。年間を通じて世帯の移動が最も多い時期なので、転居世帯や、新規独立世帯などに対し早期に契約をお願いする活動に重点的に取り組んだ。新規契約に占める衛星契約の割合が増えている。デジタル化以降、衛星放送が受信できるテレビが広く普及していることが背景にある。法人委託への業務シフトを進めたことなど営業改革の成果もある。今後は、値下げ影響の通年化による減収を念頭に、営業改革や、全員野球の「810活動」をさらに進め、年間目標の達成に邁進していく。
(詳細は報道資料参照)
 
 
ミャンマーにおけるNHKドラマの放送について
 
(小野副会長)
 連続テレビ小説「カーネーション」と、大河ドラマ「篤姫」が、民主化が進むミャンマーで、7月後半をめどに放送が始まることになった。ミャンマーの地上波テレビで、NHKのドラマが放送されるのは、1995年の「おしん」以来、民政移管後では今回が初めて。日本の歴史や文化を広く知ってもらえると期待している。関連団体の日本国際放送(JIB)が主体となり、現地の民間放送ミャンマー・ナショナル・テレビ(MNTV)と協力して行うプロジェクトで、最大都市ヤンゴンなど3つの都市向けに開始予定の地上波チャンネルで放送する。「カーネーション」は、月曜から土曜まで1話ずつ、「篤姫」は週に1度、いずれも夜の時間帯に放送予定。この他、ドラマにまつわる日本の風土や文化などをテーマにしたシリーズ番組をMNTVと共同制作する。コンテンツの海外展開関連の国の補正予算を申請し、現地の日本企業にも協力を呼び掛ける。MNTVとは、ドラマが終わった後も、NHK番組を持続的に放送できるよう協力体制を築き、番組の海外展開の新しいモデルを目指す。
(詳細は報道資料参照)
 
 
夏のNHK主催の展覧会について
 
(上滝理事)
 テレビ放送60年の記念事業の一環として、この夏、三つの展覧会を開催する。特別展「深海」は、大きな反響があったNHKスペシャル「深海の超巨大イカ」の放送を受けて、7月6日(土)から国立科学博物館で開催。ダイオウイカの全身標本の展示や、深海生物の映像上映などをお楽しみいただく。7月27日(土)・28日(日)にNHKスペシャル「シリーズ 深海の巨大生物」を放送する予定。2つ目は「ルーヴル美術館展〜地中海四千年のものがたり〜」。7月20日(土)から東京都美術館で開催し、ルーヴル美術館の200点を超える貴重なコレクションを紹介する。「ギャビーのディアナ」と呼ばれる彫刻は、1808年に収蔵されて以来、今回が初めての館外出品となる。BSプレミアムで8月に放送予定の特集番組「北川景子×地中海 女神たちを探して」とあわせてご覧いただきたい。最後に、特別展「和様の書」。出品156件のうち86件が国宝・重要文化財に指定されている。7月13日(土)から東京国立博物館で開催。
(詳細は報道資料参照)
 
 
放送のインターネットへの同時再送信について
 
(会長)
 通信の技術の進展は相当な勢いで進んでいく。放送と通信の融合という問題は、前からお話ししているように時代の流れだと思う。ただNHKの場合、受信料負担のあり方や、実施に要する経費の問題、権利の処理の問題もある。そういう諸課題が一体となって道筋がつけられていくということが必要だ。この事柄は、そういう観点から引き続き検討していく大きな問題だと認識している。
 
 
東京スカイツリーへの移転後の問い合わせや受信対策の状況について
 
(会長)
 移転後のコールセンターへの電話は減少しており、プロセスとしては収束の方向に進んでいる。順調だと評価している。

(久保田技師長)
 まだ対策を行っていない世帯に対して、工事の必要性の確認や工事日程の調整をおこなっており、なるべく早急に受信対策を完了する。
 
 
ページトップにもどる
経営情報へ戻る前に戻る