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大相撲名古屋場所中継放送関連会長記者会見要旨 2011/6/2
 
(松本会長)
 7月10日(日)に初日を迎える大相撲名古屋場所について、NHKは、日本相撲協会が八百長問題の調査や再発防止に一応の区切りを付けて本場所として開催されることになったことから、従来通り、大相撲中継を再開することを決定した。
 大相撲をめぐっては、今年2月に八百長問題が発覚し、特別調査委員会による調査・処分が行われ、再発防止策については技量審査場所で既に実施されたところ。この間NHKは、中止になった大阪場所に続いて、5月の技量審査場所も中継はせず、相撲協会の取り組みを注視してきた。きのう、放駒理事長が文部科学省への報告の後にNHKを訪問され、一連の調査結果と再発防止への取り組み、技量審査場所や名古屋場所の本場所開催についてお話を伺った。
 NHKとしては、この間の相撲協会の真摯な取り組みによって八百長問題に一応の区切りを付け、技量審査場所も混乱なく終えられたこと、被災地をはじめ全国的に中継再開の希望があることなどから、総合的に判断して、本場所の開催となる名古屋場所から大相撲中継を再開することを決定した。
 1年前の名古屋場所の直前に野球賭博問題が発覚して以降、相撲協会が再生に取り組まれたものの、結果的には2月に八百長問題が発覚するという事態に発展した。国技・大相撲への信頼ということでは、国民やファンの強い怒りと反発があったことは御承知の通りだ。
 今回、NHKは大相撲中継を再開するが、引き続き相撲協会の改革努力を見守っていくことは言うまでもない。
 4日からは、横綱・白鵬関をはじめ力士の方々が、東日本大震災の被災地を巡回慰問されると聞いている。名古屋場所では力士の真剣勝負によって土俵が盛り上がり、大相撲中継を通して被災地の皆さま、ファンの皆さまが大いに元気づけられることを期待している。


 
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