|
|
第84回放送記念日記念式典 福地会長挨拶要旨 2009/3/19
|
この一年間の国内外の情勢の変化をふりかえってみても、まさに「三次元の変化」というか、あらゆる分野で変化の奥行、スピードが我々の予測をはるかに上回るものとなっています。放送事業を取り巻く環境も例外ではなく、かつてない激しい変化のなかにあります。
放送と通信の融合が進むことによりメディアの多様化が進む一方、未曾有の経済危機、環境問題や格差問題、医療や介護など、内外に難しい課題が山積する中で、視聴者のみなさまが求める情報・コンテンツも多様化し高度化が進んでいます。
また、国の政策として進められている「テレビ放送の完全デジタル化」は平成23年7月24日の移行まですでに857日を残すばかりとなりました。
こうした中、高度化し多様化する視聴者のみなさまのニーズにいかに応えていくかが、すべての放送事業者にとって、今ほど求められた時はないのではないかと考えています。
日本の放送界は、この半世紀余り、NHKと民間放送の二元体制で、互いに補完し切磋琢磨しながら、多様で質の高い番組をお届けし、豊かな放送文化を形作ってきました。
現在の大きな変化の中でも、民間放送各社をはじめとするみなさまのお力添えをいただきながら、この相互補完関係をしっかりと維持して、視聴者のみなさまの求める放送の多様化・高度化への対応、またフルデジタル化への完全移行に向けて、私どもの責務を果たしていきたいと考えています。
NHKは、公共放送の役割を今後ともしっかりと努めていくため、本格的なデジタル時代に向けた経営の針路図として、昨年10月、「いつでも、どこでも、もっと身近にNHK」を掲げた、平成21年度からの3か年経営計画を策定し公表しました。
「すべては視聴者のみなさまのために」という原点と公平・公正や不偏不党の理念を大切に守りながら、変えるべきは「変える勇気」をもって、公共放送の役割を果たしていきます。
多様化するメディアに情報があふれる時代だからこそ、公共放送として、信頼できる情報や質の高い多様な番組・コンテンツが求められていると思います。
NHKは、放送を軸としながら、インターネットや携帯端末等を通じて、視聴者のみなさまにお届けすることで、もっと身近なNHKをめざします。
ここにあらためてみなさま方の一層のお力添えをお願い申しあげます。本日はまことにありがとうございました。
|
|
 |
| |
|