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会長記者会見要旨 2008/7/3
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次期経営計画に受信料の一律値下げを盛り込む考えは
(福地会長)
公共放送としてのNHKの最大の使命は質の高い番組を作ることと、正確で迅速な報道をすること。今は完全デジタル化に向けてやらなければならないこともある。そうしたことをきっちりとやったうえで、余力があれば視聴者への還元を検討すべきだ。最初に値下げありきではない。値下げは一律か、特定の人を対象にするか、色々な考え方はあっても良いが、今結論を申し上げる段階ではない。役員、経営委員の間でも色々な考え方があるので、これからすり合わせをしながら最後の形にまとめていく。経営委員会には、我々がどう考えるのか執行部としての考えを示したい。ただその後の討議の中で変更したほうが良いという合意が得られれば執行部の原案を変更することはありうると思う。
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地上デジタル完全移行まで3年について
(会長)
地上テレビ放送の完全デジタル化まで残すところ3年になった。先日の増田総務大臣の発言でも、来年度に向けて相当な決意で臨むということであり、今回の情報通信審議会・第5次中間答申においても、具体的に踏み込んだ施策が示されていると認識している。NHKは公共放送として大切なお客さまである視聴者の方々が混乱なくデジタル放送に移行していただくための責務の大きな一端を担っていると考えている。
(永井理事)
答申の内容には、地上デジタル放送へ完全移行する2011年7月24日までにアナログ放送を円滑に終了することがNHKを始め放送事業者に求められている。課題として大きく分けて“送信側”と“受信側”の2つがある。(1)送信側の対応としてNHK共聴も含め、遅くとも2010年末までには、現在のアナログテレビ放送を視聴されている方々に引き続き地上デジタル放送をご覧いただけるよう、着実に準備を進めていく。自主共聴については、これを運営する組合が実施することが原則だと考えているが、NHKの予算を計上して、自主共聴の実態調査を開始した。(2)受信側の対応として、アナログ放送からデジタル放送へ切り替えていただくための実践的な周知・広報が重要である。国の補助事業により設置される『(仮称)テレビ受信者支援センター』へ人材の派遣や受信相談などのノウハウを提供するため、最大限の協力を行っていく。また、答申に示された“アナログロゴマーク”、“終了告知スーパー”、“終了お知らせ画面”の送出を着実に実施して、周知活動に努めていく。
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自主共聴の改修調査をNHKが行うことについて
(永井理事)
辺地の共聴施設のうち、地元が自主的に設置した自主共聴については、国によるデジタル化工事の経費支援制度があるが、事前に施設組合の負担で調査の必要もあり、改修が進んでないのが現状である。NHKの業務には、必要となれば受信調査を行うという業務があり、改修に先立って必要となる調査をNHKが実施し、デジタル化を支援することとした。
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北京オリンピックのデータ放送について
(今井副会長)
オリンピックの取材体制は、JC(ジャパン・コンソーシアム)として6月から北京に入っており、中国総局にもオリンピック担当の記者がいる。NHK単独の取材をするチームは135人、民放連と一緒に日本向けの放送を作る人が75人、世界中に配信される中継映像の制作に協力する人が36人で、合わせて246人。NHKが担当する国際信号の制作は、体操、新体操、トランポリンの3競技。データ放送については、今回初めてワンセグでもオリンピックのデータ放送を提供する。衛星ハイビジョン、デジタル総合テレビ、ワンセグ総合、インターネット利用の4種類のサービスで、北京の競技場に表示される情報とほとんど同時に、全競技の経過・結果を知ることができる。ワンセグ総合では、送られるデータ量が限られているので、総合テレビで中継する競技を中心とした経過・結果速報をご覧いただける。オリンピック開会前のデータ放送では『過去のオリンピック名場面』、『注目選手・日本人選手紹介』、『オリンピックゲーム』などもお楽しみいただける。
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『今夜は早寝!ETV』について
(会長)
NHKでは7月6日(日)の教育テレビの放送時間を短縮し、約5時間電波を停めて、地球温暖化防止の行動に参加する。通常、放送終了は7日の午前1時35分だが、この日は5つの番組を休止し、放送終了を2時間35分繰り上げて、6日午後11時とする。休止番組は翌週に放送するなどして、視聴者の理解を求めるとともに、放送終了直前に翌7日の『ライトダウン』にあわせたNHKの環境経営の取り組みであることを視聴者にメッセージしたい。これで約2400kWhの電力量を節減することができる。これは約240世帯分の1日の平均的電力量に相当し、864kgのCO2削減になる。さらに環境経営の取り組みのひとつとして、教育テレビの放送時間の恒常的な短縮を検討している。どれくらい電力量が節減できるのか、どれくらいCO2の排出量を減らせるのか、具体的な数値を算出しながら進める。今年度後期がスタートする秋頃をめどに視聴者への放送サービスを考慮しつつ、慎重に検討していく。
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『第1回NHKアーカイブス検定』について
(会長)
NHKではアーカイブスの充実に力を入れている。その上で、より視聴者との距離を縮め、身近なものにしていくために、7月から『アーカイブス検定』という新企画をはじめた。
(ライツ・アーカイブスセンター・松本副部長)
ホームページでとりあげたNHKの人気番組を中心に20問出題。全問正解された方にはデータをダウンロードするかたちで、連続テレビ小説「おしん」の山形の生家のスタジオセットをペーパークラフトにした型紙を差し上げる。是非、NHKアーカイブスのホームページにアクセスして挑戦してほしい。
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夏のイベント『NHK WONDER STREET』と『NHKアニメ館2008』について
(副会長)
夏に渋谷の放送センターの施設などで若者向けのイベントを行う。『NHK WONDER STREET』は8月15日(金)、16日(土)の両日。NHKふれあいホールで15日(金)に音楽番組「ライブビート」、16日(土)には来場した方々に作品を投稿していただく「ケータイ大喜利スペシャル〜SHIBUYA夏の陣〜」の公開収録を行う。16日(土)はケヤキ並木通りでもさまざまなイベントを用意している。
『NHKアニメ館2008』は若者に人気のアニメ番組を集めたイベントで、8月13日(水)、14日(木)ふれあいホールやふれあいギャラリーで行う。アニメの声優の方々や原作者、監督を招いたトークショーなどを予定している。
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「第40回 思い出のメロディー」司会者決定について
(副会長)
「思い出のメロディー」はことしで40回目になる。テーマは『歌こそ永遠の愛』。司会者は今回で4回目の松坂慶子さん、氷川きよしさん、阿部渉アナウンサーの3人に決まった。毎年生放送でお送りしているが、今回はオリンピックの期間中ということで、8月9日(土)にNHKホールで収録し、8月30日(土)に総合テレビとラジオ第一で、8月31日(日)にはBS2で放送する。
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20年6月に『民事手続きの実施予告』を行った未契約事業所の対応状況について
(会長)
6月12日、民事手続きの実施を視野に入れ、『受信契約の締結と受信料の支払いを求める』という通知を未契約事業所1件に対して行った。その結果、相手側から、受信契約の締結に応じる旨の連絡があり、設置台数全数分の受信契約書の提出があり、受信料の入金をお待ちしている段階。このため、今回の対象について、民事手続きは実施しない。
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インサイダー問題で次の検証番組の予定、会長が職員に送った手紙への反響について
(会長)
具体的な日にちは決めていないが、なるべく早く放送したい。再発防止策をこのように実行していると視聴者に説明する内容にしたい。手紙については、現時点で反応は来ていないが、職員は真摯に受け止めてくれていると理解している。
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NHKの職員採用について
(会長)
長野の記事盗用問題も、インサイダー問題も、ジャーナリストとしての常識があれば起こりえなかった。採用試験で論文をきっちり考え直さなければいけない。論文からジャーナリストとしての気概を読み取れるのではないかと思う。NHKかアサヒビールかという選択ではなく、NHKか新聞社か、ジャーナリストはジャーナリストとしての気概を持ってほしい。
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