日本放送協会 理事会議事録 (平成25年 9月17日開催分)
平成25年10月 4日(金)公表
<会 議 の 名 称>
理 事 会
<会 議 日 時>
平成25年 9月17日(火) 午前9時05分〜9時15分
<出 席 者>
松本会長、小野副会長、塚田専務理事、吉国専務理事、石田専務理事、
木田理事、久保田技師長、板野理事、上滝理事、福井理事、下川理事、
森永理事
上田監査委員
<場 所>
放送センター 役員会議室
<議 事>
松本会長が開会を宣言し、議事に入った。
付議事項
1 審議事項
(1)第1197回経営委員会付議事項について
(2)リスクマネジメントおよびコンプライアンスに関連する規程の制定・
改正・廃止について
(3)中央放送番組審議会委員の委嘱について
2 報告事項
(1)地方放送番組審議会委員の委嘱について
1 審議事項
(1)第1197回経営委員会付議事項について
(経営企画局)
9月24日に開催される第1197回経営委員会に付議する事項について、審議をお願いします。
付議事項は、議決事項として「ハイブリッドキャストサービスに係るインターネットを利用したコンテンツ提供業務の実施について」、「オリンピックソチ大会に係るインターネットを利用したコンテンツ提供業務の実施について」、および「中央放送番組審議会委員の委嘱について」です。また、報告事項として、「リスクマネジメントおよびコンプライアンスに関連する規程の制定・改正・廃止について」、「予算の執行状況(平成25年8月末)」、「契約・収納活動の状況(平成25年8月末)」、および「地方放送番組審議会委員の委嘱について」です。
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(2) |
リスクマネジメントおよびコンプライアンスに関連する規程の制定・改正・廃止について |
(総務局)
NHKを取り巻く社会情勢を踏まえ、リスクマネジメントとコンプライアンスに関連した各規程を整理・統合してわかりやすい構成に見直し、規程の根拠となる法律の精神や趣旨に応えるとともに、NHKグループ全体の不祥事やそれにつながるリスクの早期発見に対応できるようにしたいと考えますので、審議をお願いします。
まず、現行のリスクマネジメントとコンプライアンスに関連する規程のうち、「コンプライアンス通報制度規程」と「関連団体コンプライアンス通報制度規程」の2つの通報制度規程を統合し、新たに「NHKグループ通報制度規程」を制定します。
「NHKグループ通報制度規程」は、社会情勢や通報の実態、制度の根拠となる「公益通報者保護法」の趣旨に合わせ、通報対象者を、関連団体で働く者および取引先の従業員にも拡大するもので、これにより、関連団体を含めたNHKグループ全体を包含した通報制度となります。これまでは、関連団体で働く者からの通報はNHK本体では受け付けない規程になっていたため、NHKグループ全体のリスクマネジメントに関わる通報(グループ通報)が関連団体に寄せられても、NHK本体が第一次的にそれを把握することができませんでしたが、今回、通報を受け付ける対象者を拡大することにより、NHK本体がグループ通報を直接速やかに把握できる規程とします。また、関連団体に対し、自団体の通報制度の運用の概況についてNHK本体に報告することを義務づけることにより、各団体の運用の概況を把握できるようにし、NHKグループ全体のリスクマネジメントおよびコンプライアンス施策に反映できるようにします。併せて、自らの不正の利益を得ることや他人に対して損害を与えたり誹謗(ひぼう)・中傷したりすることを目的にした通報を抑止するため、新たな条項として「通報者の責務」を設けるとともに、調査を途中でも中止できる判断基準を示すことにします。
次に、「リスクマネジメント規程」を改正します。
新しい「リスクマネジメント規程」に、現行の「リスクマネジメント委員会運営に関する規程」を統合し、会長であるCRO(チーフ・リスク・オフィサー)、リスクマネジメント委員会、総合リスク管理組織の位置づけを明確にして、それぞれが果たす職務を整理します。先に述べた通報制度については、その設置をリスクマネジメント委員会の職務として、「リスクマネジメント規程」に明記します。また、リスクマネジメント委員会におけるコンプライアンスの取り扱いについて、記述します。これに伴い、「コンプライアンス規程」の関連する箇所も改正します。
以上の「NHKグループ通報制度規程」の制定、「リスクマネジメント規程」、「コンプライアンス規程」の改正は、平成25年10月1日から施行します。併せて、平成25年9月30日をもって、「コンプライアンス通報制度規程」、「関連団体コンプライアンス通報制度規程」、および「リスクマネジメント委員会運営に関する規程」を廃止します。
この内容が決定されれば、9月24日開催の第1197回経営委員会に報告します。
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(3)中央放送番組審議会委員の委嘱について
(木田理事)
中央放送番組審議会委員の委嘱について、審議をお願いします。
小林いずみ氏(前 世界銀行グループ多数国間投資保証機関 長官)に、平成25年10月1日付で新規委嘱したいと思います。
なお、細谷亮太氏(聖路加国際病院 副院長、小児総合医療センター長)は、任期満了により平成25年9月30日付で退任されます。
本件が了承されれば、9月24日開催の第1197回経営委員会に諮ります。
(会 長) |
今回の委嘱で、中央放送番組審議会としては、委員全体のうち、女性が何名ということになるのですか。 |
(木田理事) |
委員15名のうち、女性は5名ということになります。 |
(会 長) |
原案どおり了承し、次回の経営委員会に諮ります。 |
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2 報告事項
(1)地方放送番組審議会委員の委嘱について
(木田理事)
地方放送番組審議会委員の委嘱について、報告します。
東北地方で浦沢みよこ氏(株式会社インターサポート 代表取締役)に、北海道地方で柴田悟氏(月形町農業協同組合 代表理事組合長)と、向真理子氏(株式会社米夢館 代表取締役)に、いずれも平成25年10月1日付で再委嘱します。
なお、九州沖縄地方の古野隆雄氏(農家)は、任期満了により平成25年9月30日付で退任されます。
本件は、9月24日開催の第1197回経営委員会に報告します。 |
以上で付議事項を終了した。
上記のとおり確認した。
平成25年10月 1日
会 長 松 本 正 之
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