日本放送協会 理事会議事録  (平成25年 5月21日開催分)
平成25年 6月 7日(金)公表

<会 議 の 名 称>
 理 事 会

<会  議  日  時>
 平成25年 5月21日(火) 午前9時00分〜9時40分

<出   席   者>
 松本会長、小野副会長、石田専務理事、木田理事、久保田技師長、
 板野理事、上滝理事、福井理事、下川理事、森永理事
 井原監査委員

<場     所>
 放送センター 役員会議室

<議     事>
 松本会長が開会を宣言し、議事に入った。

付議事項

1 審議事項
(1)第1190回経営委員会付議事項について
(2)平成24年度予算総則の適用について
(3)政見放送及び経歴放送実施規程の一部改正に伴う協議について

2 報告事項
(1)契約・収納活動の状況(平成25年4月末)
(2)平成24年度末本部資金監査結果

議事経過

1 審議事項
(1)第1190回経営委員会付議事項について
(経営企画局)
 5月28日に開催される第1190回経営委員会に付議する事項について、審議をお願いします。
 付議事項は、議決事項として「協会国際衛星放送の廃止について」と「平成24年度予算総則の適用について」、報告事項として「契約・収納活動の状況(平成25年4月末)」と「地方放送番組審議会委員の委嘱について」です。また、その他の事項として「営業改革推進委員会の取り組みについて」です。

(会 長)  原案どおり決定します。

(2)平成24年度予算総則の適用について
(経理局)
 平成24年度決算にあたり、予算総則の適用について、審議をお願いします。
 予算総則は、国会の承認を受けた予算書の中で、予算の各項間の流用など予算の運用等について定めているものです。
 24年度の予算総則の適用については、一般勘定の事業収支において第4条の予算の流用、第11条の第46回衆議院議員総選挙に伴う政見・経歴放送の実施による選挙放送関係交付金の受入れおよび放送実施経費への振当てを行うとともに、資本収支において第5条の建設費予算の繰越しを行いたいと思います。また、番組アーカイブ業務勘定の事業収支において、予算の流用を行いたいと思います。
 本件が了承されれば、5月28日開催の第1190回経営委員会に諮ります。

(会 長)  決算の説明にあたっては、昨年10月の受信料の値下げによる減収の影響があるものの、全局を挙げた活動の展開により、減収幅を抑えたことや、効率的・効果的な業務運営により、支出を削減したことなど、全役職員の努力の結果について、しっかりと説明していくことが大切です。その点が伝わるように心がけてほしいと思います。
 原案どおり了承し、次回の経営委員会に諮ります。

(3)政見放送及び経歴放送実施規程の一部改正に伴う協議について
(編成局)
 「政見放送及び経歴放送実施規程(平成6年自治省告示第165号)」の一部改正について、公職選挙法の規定に基づき総務大臣から文書で協議がありました。これに対する回答について、審議をお願いします。
 今回の改正案は、参議院比例代表選出議員選挙の政見放送について、「参議院名簿届出政党等等(注)」からの希望があれば、字幕番組とすることができるというものです。導入時期は、改正規程の施行日以降に公示される参議院比例代表選出議員選挙、具体的には、平成25年夏に投票が行われる参議院議員選挙からです。
 NHKでは、障害者団体からの強い要望に加え、ハンディキャップのある方々に向けて手厚い対応を図る基本姿勢に沿うことから、平成10年以降、総務省とともに積極的に検討を進めてきました。しかし、全国的には、字幕番組制作のための設備・機能や体制がないため、これまで導入を見合わせざるをえない状況でした。こうした中、全国放送番組については、本部での字幕番組制作の設備・機能や体制が整い、導入の見通しがついたことから、全国放送番組であり、本部で収録を行う参議院比例代表選出議員選挙の政見放送は、字幕番組化することが可能と判断しました。したがって、今回の改正は妥当と考えます。
 ついては、改正に同意する旨を回答したいと思います。
 NHKでは、今後、施行に向けて、局内諸規程の改正など必要な準備や対応を進め、今夏の参議院比例代表選出議員選挙に備えます。

注:公職選挙法第86条の3第1項の規定による届出をした政党その他の政治団体のこと(同法第46条第3項)または参議院名簿届出政党等となろうとする政党その他の政治団体を指す。

(上滝理事)  今回の政見放送の字幕番組化については、音声を正確に字幕化することが求められることとなりますが、これに伴う新たな制作体制について、どのように考えていますか。
(編成局)  政見放送の字幕番組化に伴う制作体制については、担当者を若干名増強する方向で検討しています。現在、制作体制に問題ないか、シミュレーションを行っているところです。また、音声を正確に字幕化するため、収録から放送までの間にチェックを重ねるなど、万全を期します。
(福井理事)  政見放送の字幕番組化に伴い、国からの交付金については、どうなりますか。
(編成局)  字幕番組化による経費の増加分について、現在、国がどの程度費用を負担するのか、検討している状況です。
(板野理事)  今後、参議院比例代表選出議員選挙以外の選挙についても、政見放送の字幕番組化の要望があると思いますが、この点について、どのように考えていますか。
(編成局)  政見放送の字幕番組化については、制作体制や収録日程の問題、正確な放送の実施の観点など、さまざまな課題があり、これまでも難しいとしてきましたが、参議院比例代表選出議員選挙の政見放送は、本部で一元的に収録することもあり、実施できる環境が整ったと判断したものです。これ以外の選挙では、各放送局で政見放送を収録するため、まだまだ課題が多く、現段階では難しいと考えています。
(下川理事)  政見放送の字幕番組化は、障害者団体からの強い要望に加え、ハンディキャップのある方に向けて手厚い対応を図るNHKの基本姿勢に沿うものです。参議院比例代表選出議員選挙以外の選挙についても、引き続き、議論していくことが大切と思います。
(会 長)  政見放送の字幕番組化については、まずしっかりと方針を決めることが大切です。その方針を変えようとする場合は、コスト・要員の問題や、リスクの管理、責任の所在などを明確にして、主張すべきところは、はっきりと主張しなければなりません。この点をきちっと踏まえて取り組んでほしいと思います。 原案どおり決定します。

2 報告事項
(1)契約・収納活動の状況(平成25年4月末)
(営業局)
 平成25年4月末の契約・収納活動の状況について報告します。
 まず、4月の収納額は464.2億円で、24年10月からの受信料の値下げの影響により、前年度同月を12.3億円下回りました。
 前年度分回収額実績は19.9億円と、前年度同月を0.2億円上回り、前々年度以前分回収額実績も3.5億円と、前年度同月を0.4億円上回りました。
 放送受信契約総数の増加状況について、4月は、取次が38.2万件と、前年度同月を1.3万件上回ったものの、減少も27.8万件と、前年度同月に比べ1.5万件上回ったため、増加数は前年度同月を0.2万件下回る10.4万件となりました。
 4月の衛星契約増加については、取次が前年度同月に比べ4.5万件上回り、減少も前年度同月を1.1万件上回ったため、増加数は前年度同月を3.4万件上回る12.6万件となりました。
 以上の内容は、5月28日開催の第1190回経営委員会に報告します。

(会 長)  今年度は前年度と異なり、値下げの通年化により、年度当初から受信料の値下げによる減収の影響が出ています。このため、今年度の営業活動の取り組みにあたっては、いかに上半期で受信料収入の減少を抑制し、下半期で回復させるかが重要となります。25年4月末までの契約・収納の状況については、順調に業績を確保していますので、引き続き、全局を挙げて、活動の展開を図ってほしいと思います。
(営業局)  値下げによる影響を回復させ、収納額を上げるためには、早期の業績確保が基本と考えています。今年度も上半期に前倒しして、積極的な営業活動の展開に取り組んでいきたいと思います。

(2)平成24年度末本部資金監査結果
(内部監査室)
 平成24年度末における本部資金監査の結果について報告します。
 25年4月に、24年度末における本部の現金、銀行等の預貯金および有価証券について、会計監査人である監査法人と共同で監査を行った結果、その在高が相違ないことを確認しました。また、関連団体等への出資金についても同様に監査し、その在高が相違ないことを確認しました。



以上で付議事項を終了した。
上記のとおり確認した。
      平成25年 6月 4日
                     会 長  松 本 正 之

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