日本放送協会 理事会議事録  (平成25年 1月22日開催分)
平成25年 2月 8日(金)公表

<会 議 の 名 称>
 理 事 会

<会  議  日  時>
 平成25年 1月22日(火) 午前9時00分〜9時15分

<出   席   者>
 松本会長、小野副会長、塚田専務理事、吉国専務理事、冷水理事、
 石田理事、木田理事、新山理事、久保田技師長、板野理事、上滝理事、
 福井理事
 井原監査委員

<場     所>
 放送センター 役員会議室

<議     事>
 松本会長が開会を宣言し、議事に入った。

付議事項

1 審議事項
(1)第1182回経営委員会付議事項について
(2)視聴者対応報告(平成24年10〜12月)について

2 報告事項
(1)地方放送番組審議会委員の委嘱について

議事経過

1 審議事項
(1)第1182回経営委員会付議事項について
(経営企画局)
 2月1日に開催される第1182回経営委員会に付議する事項について、審議をお願いします。
 付議事項は、議決事項として「平成25年度収支予算、事業計画及び資金計画」についてです。また、報告事項として「平成24年度第3四半期業務報告」、「視聴者対応報告(平成24年10〜12月)について」、「平成24年度子会社の決算見通しについて」、「契約・収納活動の状況(平成24年12月末)」、および「地方放送番組審議会委員の委嘱について」です。さらに、その他の事項として「営業改革推進委員会の取り組みについて」です。

(会 長)  原案どおり決定します。

(2)視聴者対応報告(平成24年10〜12月)について
(視聴者事業局)
 放送法第27条に定める視聴者対応の状況について、平成24年10〜12月分を以下のとおり取りまとめました。ついては、放送法第39条第3項の規定に基づき、2月1日開催の第1182回経営委員会に報告したいと思います。
 この期間の視聴者の声(意見・要望、問い合わせ)の総数は、10月が35万9,172件、11月が30万3,412件、12月が30万1,433件でした。
 最近の報告から主な話題を紹介します。
 12月31日に放送した「第63回NHK紅白歌合戦」に寄せられた反響は、放送開始から25年1月6日までの間で2,536件となっています。前回(2,693件)、前々回(2,944件)に比べて減っていますが、60代を中心に幅広い年代から反響が寄せられました。内容別の件数では、「出演者」、「企画・演出」、「放送予定」の順となっています。
 12月16日午後7時55分から翌朝にかけて放送した「衆院選2012 開票速報」には、806件の反響が寄せられました。項目別では、「当選確実表示・出口調査」について200件、「キャスター・解説」について125件、「演出・画面表示」について66件などとなっています。
 12月7日に東北地方の三陸沖を震源とする地震が発生し、宮城県沿岸に津波警報、青森県から茨城県の太平洋沿岸に津波注意報が発令されました。NHKでは、東日本大震災での教訓を生かし、強い調子での避難の呼びかけや、画面表示を目立つように改善するなど、全放送波で津波と地震の情報を放送しました。切迫感を持った表現について、視聴者からは肯定的な意見が寄せられる一方で、「震災当時を思い出すのでつらい」という声が寄せられました。今後とも、専門家の意見や被災地での受け止め方などを踏まえて、表現や画面表示の改善をさらに進めていくことにしています。
 報告の期間外ですが、福島県会津地方を舞台の一つとする平成25年の大河ドラマ「八重の桜」がスタートしました。初回放送(1月6日)の平均世帯視聴率は21.6%で、放送開始から10日間に寄せられた反響は1,134件と、今後の展開に期待する声が多く届きました。
 報告期間の視聴者からの指摘や意見・要望への主な対応については、大規模災害時にさまざまな企業・団体が保有する安否情報をまとめて検索・確認できるウェブサイト「J−anpi」を、NHKとNTTが共同で構築し、サービスの提供を開始したこと(10月)や、中央自動車道で起きた笹子トンネル事故で、建設業の技術者の方などから寄せられた貴重な情報をニュース番組で活用したこと(12月)などがありました。
 誤記・誤読などに対する指摘は、10月は62件、11月は57件、12月は54件ありました。指摘については、直接番組担当者に連絡し訂正するよう努めるとともに、再発防止のため、放送関係部局の連絡会で周知し、放送現場へ注意を喚起しました。

(会 長)  視聴者からの誤記・誤読などに対する指摘については、今後の番組制作に生かせるようにしてください。
 原案どおり決定し、次回の経営委員会に報告します。

2 報告事項

(1)地方放送番組審議会委員の委嘱について
(木田理事)
 地方放送番組審議会委員の委嘱について報告します。
 中部地方で佐野俊和氏(コマツサービスエース株式会社 代表取締役社長)に、平成25年2月1日付で新規委嘱します。また、中国地方で河添達也氏(島根大学教育学部 教授)に、九州沖縄地方で竹井成美氏(宮崎大学教育文化学部 教授)に、同日付で再委嘱します。
 なお、中部地方の奥村隆司氏(株式会社べにや旅館 代表取締役)は、任期満了により25年1月31日付で退任されます。
 本件は、2月1日開催の第1182回経営委員会に報告します。



以上で付議事項を終了した。
上記のとおり確認した。
      平成25年 2月 5日
                     会 長  松 本 正 之

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