日本放送協会 理事会議事録  (平成24年 3月 6日開催分)
平成24年 3月23日(金)公表

<会 議 の 名 称>
 理 事 会

<会  議  日  時>
 平成24年 3月 6日(火) 午前9時00分〜9時20分

<出   席   者>
 松本会長、小野副会長、永井技師長、金田専務理事、大西理事、
 今井理事、塚田理事、吉国理事、冷水理事、新山理事、石田理事、
 木田理事
 井原監査委員

<場         所>
 放送センター 役員会議室

<議        事>
 松本会長が開会を宣言し、議事に入った。

付議事項

1 審議事項
(1)第1162回経営委員会付議事項について

2 報告事項
(1)考査報告

議事経過

1 審議事項
(1)第1162回経営委員会付議事項について
(経営企画局)
 3月13日に開催される第1162回経営委員会に付議する事項について、審議をお願いします。
 付議事項は、報告事項として「平成24年度各地方向け地域放送番組編集計画および編成計画について」と「平成24年度組織改正について」です。また、その他の事項として「平成24年春季交渉について」です。

(会 長)  原案どおり決定します。

2 報告事項
(1)考査報告
(考査室)
 平成24年2月2日から29日までの間に、ニュースと番組について考査した内容を報告します。この期間に、ニュース21項目、番組58本の考査を実施しました。
 ニュースの主な項目としては、平成18年以来6年ぶりの大雪により、雪崩や除雪作業による死傷事故や、100台以上の自動車の立ち往生が発生したこと、また、原子力発電所の建設が始まった昭和40年代から、電力会社が原発を立地する自治体に総額1,640億円にのぼる寄付金を提供していたことが、NHKの取材や各自治体への情報公開の請求により明らかになったことや、東日本大震災の被災地の一部の小学校で、避難マニュアルに避難先や津波の想定が記載されていなかったことが取材により明らかになり、マニュアルの見直し作業が始まったことなどがありました。
 番組では、東日本大震災による津波の影響で、水産加工業や造船業など多くの企業が被災した宮城県気仙沼市において、地域の復興のためリスクを承知で融資を続ける信用金庫の苦悩と、好転しない地域経済の現実に迫った、NHKスペシャル シリーズ東日本大震災「“魚の町”は守れるか〜ある信用金庫の200日〜」(2月11日放送)や、抗がん剤や放射線治療と比べて副作用が少ないワクチン治療の最新情報を紹介した、あさイチ「驚き!がんワクチン治療最前線」(2月6日放送)、および視聴者から番組ホームページに投稿された情報を元に取材を行ない、社会の課題に迫るシリーズ番組、福祉ネットワーク 福祉事件簿「親のおカネは誰のもの?」〜成年後見制度〜(2月15日放送)などを中心に考査しました。
 考査の結果、これらの一連のニュース・番組は、放送法、国内番組基準に照らし、「妥当」であったと判断します。

以上で付議事項を終了した。
上記のとおり確認した。
      平成24年 3月21日
                     会 長  松 本 正 之

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