放送制度等に関するNHK意見 NHK information
Copyright NHK (Japan Broadcasting Corporation) All rights reserved. 許可なく転載を禁じます。
「NHKの行うデータ放送に関する郵政省方針案」についての意見
 
 NHKは、「NHKの行うデータ放送に関する郵政省方針案」についての郵政省の意見募集に対し、平成11年2月10日、以下の意見を提出しました。
 
 
○今回公表された郵政省の方針案では、NHKの業務としてデータ放送を行うことは適当であるとされており、NHKとしては、今後、必要な制度整備が進められていくことを希望します。

○NHKは、BSデジタル放送を開始する際には、テレビジョン放送とデータ放送を一体として実施し、より便利で豊かな新しいサービスを開拓して、デジタル放送の普及に貢献したいと考えており、先般 の郵政省の意見募集に対しても、その旨の要望を意見として提出しました。

○デジタル放送では、映像、音声、データという3つの要素が一体不可分であり、その趣旨は、郵政省「地上デジタル放送懇談会」最終報告書でも明らかにされているとおりです。そして、データ放送はデジタル放送の特色を生かしたサービスとして、多様な可能性と新しい魅力を持っています。
 NHKは、「緊急時に役立つサービス」、「生活をより便利でより豊かにするサービス」を基本コンセプトに、BSデジタル放送開始当初から、国民の誰にとっても必要な情報をいつでも見られるサービスを中心にデータ放送のサービスを開始し、新しいテレビのサービス開発に積極的に取り組んでいきたいと考えています。
 データ放送の実施に当たっては、公共放送のサービスとして行う考えであり、実施財源としては、受信料によることを考えています。  データ放送として具体的にどういうサービスを実施していくかについては、基本的に、テレビ放送やラジオ放送と同様であると考えています。すなわち、「豊かで、かつ、良い放送番組」を放送するという公共放送NHKの基本使命に沿って、予算・事業計画の国会承認等のNHKの運営の仕組みの下で、NHKが責任を持って実施していきたいと考えています。

○テレビ放送やラジオ放送では、「放送番組編集の自由の原則」の下で、NHKと民放がそれぞれの特色を発揮しつつ放送の普及に向け競い合ってきました。新しいデータ放送の分野でも同様であり、デジタル多メディア時代においても、NHKは、広く国民全般 に基盤を置く公共放送としての社会的な使命を果たしていきたいと考えています。
 
ページトップ
 
経営情報へ戻る前に戻る