2018年7月17日

社民党 副党首

「腹が減っては質問できぬ」福島さんの超スピードランチ

2018年7月17日

国会議事堂の真ん中、1階にある「国会中央食堂」に向かったのは、社民党の副党首を務める福島みずほさん(62歳)です。

何を注文するのかと思いきや、おもむろに取り出したのは、食堂のポイントカード。

「コツコツためました。ためてる国会議員っていないかもね」

この日、選んだのは、タイ料理のガパオライス。

税込み720円ですが、たまったポイントを利用して、無料になりました。

実は、サラめしの取材にあたり、社民党の人たちから福島さんのランチ事情を聞いてみたのですが、異口同音に聞かれたのは「とにかく食べるのが早い」という声でした。

いったい、どれだけ早いのだろう?
失礼を承知の上、ストップウォッチで計ってみることにしました。

それでは、福島さん、よろしくお願いします!

勢いよく食べ始めた福島さん。まずは、サラダから、ほおばります。
続いて、ご飯とひき肉を半熟卵に絡めながら、モグモグモグ。

1分30秒経過。
普段の取材では、途切れなく話し続ける福島さんですが、黙々と食べ進めます。

3分経過。
ちょっとペースが落ちてきたかな。いやいや、水を口に含んで、ラストスパート。

最後の一口を食べ終えた福島さん。果たして、時間は?

なんと「3分29秒74」
でも、ちょっと浮かない表情の福島さん。

「ちょっと早すぎない?家族にいつも怒られるんです。『もっとゆっくり食べて』とか。せめて、5分くらいかけて食べないとね」
5分でも、十分早いと思いますが…。

どうして、そんなに食べるのが早いのか。そこには、少数政党であるがゆえ、多くの委員会を掛け持ちしなければいけないといった事情もありました。

「月、火、水、木と質問することもありました。1日で4回、質問に立ったこともある。お昼の時間も集会に出たり。でも私の人生で、『1食抜く』ということはありません。
『腹が減っては、質問はできぬ!』。質問中に『おなか空いてる』みたいになると、盛り下がっちゃうから。『絶対、食べるぞ』というのを最優先にしているので、早く食べちゃうのかも。だけど本当は、ダイエットもしたいけどね」

笑いながら、そう言い残して、颯爽と食堂を後にしました。

忙しい合間を縫っての超スピードランチ。
ごちそうさまでした!