2020年2月14日

防衛省 事務次官 高橋憲一さん

時間が無い次官はお菓子でランチ

2020年2月14日

東京・市ヶ谷の防衛省。25ヘクタールの敷地で、およそ1万人が働いています。

きょうお邪魔するのは、事務方トップの事務次官、高橋憲一さん(62)です。
パワフルなランチかと思いきや、スタッフが持ってきたお盆には…。

お菓子と、茶わんが1つ。あれれ??

「時間が無いんですよ。しっかりした食事の風景を見せたいんだけど、お菓子以外、お昼はほとんど、食べないんです」

「役所に入りたてのとき、『事務次官って暇そうにしてるな』って思ったんだよね。国会に行かないし、仕事は局長たちがしてるから。なってみたら、忙しい…」

お菓子を見ながら、高橋さんがぽつり。

「私の仕事は『総括整理』」と言う高橋さん。部局間の政策を調整したり、会議に出たり、はたまた安倍総理大臣や菅官房長官への説明で、新宿区・市ヶ谷の防衛省と千代田区・永田町の総理大臣官邸を行ったり来たりしていると、あっという間に1日が過ぎてしまうそうです。

「コンビニでお弁当を買って食べてたんだけど、それも時間がもったいなくて」

いやいや高橋さん。いくら広い防衛省でも、隣の建物にコンビニが2軒ありますよ!

「ワーク・ライフ・バランスで、夜に会議や仕事を入れるわけにいかない。できるだけ早く仕事を片づけようと予定を入れていったら、こうなっちゃった」

なるほど。部下も思いやってのことだったんですね!

およそ10年前、内閣官房で危機管理を担当していたときには、「ストレス解消」で深夜にカツカレーを食べていたという高橋さん。体重が「0.1トン」になり、「危機管理を担当しても、自己管理ができていない」と、ジムに通って10キロ落としたそうです。

おなか周りを見せてもらうと…
「10キロ落ちたあと、減ってなくて。あと5キロは下げたいなと思って、お昼を減らし、お菓子にしたんです」

「でも、間食もしちゃって。ダイエットにならないよね」

あ、確かに、次官室の入り口に「お菓子ボックス」がありましたね!

ダイエットには徹底しきれない様子の高橋さんですが、気になっていることを尋ねると、表情が切り替わりました。

「今月2日に護衛艦が出港したので、中東派遣の任務をちゃんとできるかどうか。あとはやっぱり、新型コロナウイルス。非常に気になっている。自衛隊もいろいろな形で協力しているので」

「感染症で自衛隊が国内でこれだけ大規模に対応したのは、初めてでしょうね。いまの自衛隊は、いろんな仕事が増えている。組織をマネージメントして、形にしていくのが私の仕事。新しい事態にどう対応していくかは、大変ですよ」

「思いどおりに行かなくても、どうリカバリーするか。心を奮い立たせて、頑張ります!」

北朝鮮問題をはじめ、日本周辺の安全保障環境が厳しくなるなか、自衛隊の中東派遣や、新型コロナウイルスへの対応と、さまざまな任務への対応を求められている防衛省。

危機管理とともに、健康管理にも万全を期して下さいね!

ごちそうさまでした。