2019年6月10日

自民党 衆議院議員 牧島かれんさん

実は凄腕ハンター!のジビエランチ

2019年6月10日

議員会館のとある部屋。
大きな鹿の角を手に、ほほえんでいるのは、衆議院議員の牧島かれん(42)さん。

それにしても立派な角ですね。
おや、前になにか置いてありますね。これがきょうのランチですか。

「そう。鹿肉のジャーキーとイノシシの煮込みの缶詰。このジャーキーは地元でとれた鹿でね。私、わなの狩猟免許を持っているんだけど、知り合いの官僚にその話をしたら興味を持ってくださって。その方が免許を取得したあと、わたしの地元に来てとった鹿をジャーキーにして分けて下さったの」

え、わな?免許??
「朝5時くらいから、わなを仕掛けて獲物がかかったら解体して食べるところまでやるのよ。ジビエっておいしい料理がたくさんあって、この缶詰はイノシシのトマト煮とビール煮なんだけど、スパイスの香りがよくて、肉もとても柔らかいの」

なんと牧島さん、神奈川県猟友会小田原支部に所属するスゴ腕ハンターなんだそうです。5年前にわなの狩猟免許を取得して以降、月に1度は狩りに出ているとのこと。
牧島さんの地元の選挙区は、「金太郎」で有名な足柄山など山間部が多いところです。

銃の狩猟免許があるのは、聞いたことがありますが、わなでの免許もあるんですね。
ちなみに網での狩猟にも免許があるそうです。

でも、解体って大変じゃないですか?
「さばくのに2~3時間はかかるね。皮をはぐときやもも肉をカットするときに、いろいろなナイフを使い分けなきゃいけなくて。例えばイノシシのおいしいところって脂身のところなんだけど、皮のそばに付いているおいしい脂身をしっかり残しながら皮をはぐのがなかなか難しくて。最初の頃はよく猟友会の先輩に怒られたわ」

本格的ですね。ちなみに、おすすめのジビエ料理はありますか。
「肉本来の味を楽しむなら素揚げかな。あとはしゃぶしゃぶ。これは鹿もイノシシも言われないとわからないくらいで、はまる人も多いのよ」

地元では野生動物による農作物の被害が多く、困っている農家も多いそうです。
単に動物を駆除するだけでなく、ジビエ料理として有効活用するわけですね。
「そうね。もっと多くの人に食べてもらいたい。地元には登山に来る人が増えているので、山から下りてきたときの疲労回復食とか」

「あと鹿は鉄分が多いので、女性の健康維持のためにも食べてもらいたい。狩猟免許を取る同僚議員も少しずつ増えているので、どんどん拡大していきたいね」

いやあ、穏やかな語り口と、ワイルドなお話のギャップがすごい。

ごちそうさまでした!