2019年2月1日
総務副大臣 佐藤ゆかりさん
ランチも「キャッシュレス」でね!
2019年2月1日
通常国会が開会し、一気に賑やかになった永田町。衆議院議員会館の地下1階にあるカフェにいたのは、総務副大臣の佐藤ゆかりさん(57)です。
きょうのランチは、パスタとラテのセットで1010円。
財布から取り出したのは、千円札と10円玉ではなく、まとめて金額をチャージして、このカフェで使えるカードでした。
「これ便利でしょ。キャッシュレス。もっと進化させて、1枚のカードかアプリで、どのような決済でも使える仕組みにしたいですよね。何にでも使えるように」
さすが、情報通信担当の副大臣。ランチの支払いにもこだわっているんですね。
ふだんは外で食べることが多いということですが、この日は、自分の部屋で。なんでも、数日、事務所を留守にしただけで、机の書類が山積みになってしまうんだとか。机の整理も兼ねたランチです。
佐藤さんといえば、エコノミスト、経済が専門というイメージがありますが、情報通信を担当してみていかがですか。
「情報通信は前から関わりたいなと思っていたんです。成長産業ですし、水や空気と同じように、国民生活にとって不可欠なものになってきているので」
去年10月には、スイスで開かれたUPU=万国郵便連合の会合に出席し、政策演説を行いました。郵政分野も担当です。
さて、今、一番力を入れている政策を聞いてみると…
「ことしを『5G』を含めたモバイル市場のビッグバンにしたい」
5Gとは次世代のモバイル通信の規格。今主流の4Gよりも通信速度が10倍ほど速くなるそうで、携帯大手3社が、ことしから一部の地域で試験運用を行う予定なのだとか。
「5Gと4K8Kの技術を組み合わせることで遠隔操作もできるようになり、人手不足の建設現場の対策にも使えます。わたしも体験してみました」
「地方と東京の本部をつないで、東京にいないとできないような仕事も地方でできるようになります。5Gを使うことで、分散型経済が着実に進むでしょうから、『東京一極集中』という言葉が死語になります」
一極集中が解消された東京、なかなか想像できませんが、5Gがこれからの日本の救世主になるのでしょうか。ランチのわずか30分の間に、たっぷりとそして熱く、5G社会の将来像を語っていました。
ごちそうさまでした。