2018年12月21日
自民党 細田派会長 細田博之さん
最大派閥の会長は、ピザでほっと一息
2018年12月21日
師走のお昼どき。
赤坂のイタリア料理店を訪れたのは、自民党の最大派閥「細田派」の会長、細田博之さん(74)です。
細田さんのお気に入りは、「ビスマルク」と呼ばれる伝統の味を再現したピザ。薄い生地の上に、とろとろの半熟卵とベーコンがのっています。サラダとドリンクが付いて1140円。
「薄いけど大きいのが特徴で、パリパリした食感は、ほかの店では味わえないね」
おしゃれな雰囲気のこのお店。
国会から歩いて20分ほどの閑静な場所にあります。
どんな時にここへ来るんですか。
「ちょっとゆっくりしたい時かな。事務所とかで出前や弁当を食べるよりも、気分転換になるよね」
官房長官や、党の幹事長、総務会長など、要職を歴任してきた細田さん。
激務に追われる中、永田町の喧騒(けんそう)から少し離れてちょっと一息つきたい時に訪れるのだと言います。通い始めて20年。今も月に2回は訪れるという常連です。
お店の壁を見ると。
衆議院議長の大島さんの直筆サインが。
自民党副総裁を務めた高村正彦さんのサインも。
ほかの政治家も訪れるようですね。
細田さんはサイン書かないのですか。
「お店から書いてくれって言われるんだけどね。名前をこういうところに書くのは恥ずかしくて。私の名前は、投票の時に書いてもらえればいいです」
そういえば、細田さん、きょうは1人なんですね。
『派閥会長のランチ』と聞くと、常に多くの議員と一緒なのかと思いましたが。
「数人だけでランチを食べたりはしません。派内の一部で食べて、えこひいきになっちゃいけないから。派閥の人数が多いだけに、個別に人と親しくしない方がいい」
細田派の所属議員は、衆参両院あわせて96人。
党内最大の派閥を率いる会長として意識していることがあるといいます。
「副大臣や政務官といった人事でも、順送りになっているかとか、遅れている人はいないかとか、公平・公正が一番大事。地方で開かれる会合なんかでも、いろんなところへ行って、ほとんど全部出る。挨拶する時は、いろいろ調べて、できるだけ褒める。人数が多いから、バランスですね」
1人で一息つきながらも、派閥議員への思いを巡らすランチ。
ごちそうさまでした!