2018年12月3日

復興大臣 渡辺博道さん

風評被害を「ずずず」と払拭!

2018年12月3日

東京・中央区日本橋にある福島県のアンテナショップ。
お昼どきに店の前に現れたのは、復興大臣を務める渡辺博道さんです。

先の内閣改造で大臣に就任してからおよそ2か月。
この間、東日本大震災の被災地には何度も足を運び、まわった市町村は43。東京にいても、秘書官と一緒に岩手や宮城、福島のアンテナショップに足しげく通っているそうです。
「毎日被災地に行けるわけではないので、こういうところに来て、食材とか特産品とか、色んなものをチェックしてます」

店内に入ると、ずらりと並ぶ福島の地酒を手に取りながら品定め。

ひととおり見たあとは、奥にある食堂へ。福島県内の飲食店や県産食材を使った料理店が期間限定の入れ替わりで営業しています。この日は会津若松市にあるラーメン店が料理を提供していました。

注文したのはチャーシューメン、1000円です。
透き通る黄金色のスープに、つるつるとした食感の太めの縮れ麺。

渡辺大臣、まずはチャーシューを一口。そしてスープ、麺へと箸を進め、思わず顔がほころびます。
「ずずず。おいしい。まろやかな塩味がいいね!やっぱり福島のラーメンはおいしいね」

そしてスマートフォンを取り出し、メニューなどをパシャ。
慣れた手つきで写真を選び、フェイスブックに投稿です。
「結構反応があって面白いんですよ。移動の車の中とかで、こまめに更新しています」

原発事故による風評被害が最も課題だと感じている渡辺大臣。
「友だちに登録されている約5000人には少なくとも情報が届くでしょ。アンテナショップがここにあるということも、おいしいものがあるってことも、とにかく知ってもらって、被災地を訪れるきっかけや食材を手に取るきっかけになってほしいです」

原発事故から7年以上がたった今も、被災地を中心に日本産食品の輸入規制が行われている厳しい状況は変わっていません。東北のおいしい食材をみんなに知ってもらいたいと、渡辺さんは発信を続けます。

ごちそうさまでした!