自民党総裁選挙は、自民党会派に所属し、党籍を持つ国会議員が１人１票ずつ持つ「国会議員票」と、党員らによる投票に基づいて配分が決まる「党員票」で争われます。現在の議員数を当てはめると国会議員票４０５票、党員票４０５票のあわせて８１０票で争われることになります。安倍総理大臣が無投票で再選された前回３年前の総裁選挙から、国会議員と地方組織の意思が同じ程度に反映されるよう、「党員票」は、「国会議員票」と同数になっています。全国の党員らの投票を全国で一括して集計した上で、候補者の得票数に応じて、いわゆるドント方式で、比例配分されます。かつては、都道府県ごとに集計した上で候補者に票が配分されていましたが、全国で集計する仕組みに変更されています。そして、「国会議員票」と「党員票」をあわせた有効票の過半数を得た候補者が当選となりますが、１回目の投票で、過半数を得る候補者がいない場合には、上位２人による決選投票が行われます。決選投票は、国会議員が、改めて投票するのに加え、都道府県連にも１票ずつ与えられ、都道府県ごとに「党員票」が多かった候補者が１票を獲得することになっています。新たに選ばれる総裁の任期は３年間です。これまで「連続２期」までしか務めることができなかったのが、去年の党大会で、「連続３期」までに延長されました。（２０１８年４月更新）