「自民党らしい総裁選に」
「すべて焼き尽くす覚悟」
10日の自民党総裁選の立ち会い演説会を前に、安倍陣営の出陣式が自民党本部で報道陣には非公開で開かれました。
出席者によりますと、この中で安倍総理大臣は「北海道の地震の対応をしっかり行いたい。自民党らしい総裁選挙にしたい」と決意を述べたということです。
一方、石破陣営の出陣式も自民党本部で開かれ、石破派と竹下派の参議院側、それに派閥に所属していない議員らおよそ40人が同じ青のチーフをつけて出席しました。
石破氏は紺のスーツに青いシャツを着て、拍手の中、会場に現れ、「国民一人一人の幸せを実現し、所得を増やして、将来に安心できる社会をつくる。皆様の、国を思い、党を思う心を決して無にすることなく、全身全霊ですべてを焼き尽くす覚悟で臨む」と決意を述べました。
演説会は全国4か所での開催に
自民党の総裁選挙管理委員会は、北海道での地震を受けて延期した日本記者クラブと党の青年局・女性局がそれぞれ主催する討論会を、今月14日に行うことを決めました。
また、札幌市で行う予定だった演説会については、地震の影響に配慮して、仙台市に会場を変更することになりました。
一方、当初、8日に東京 銀座で予定されていた演説会については日程の調整がつかないとして中止することを決め、演説会は全国4か所での開催となります。