ショア「『不適』なら
秋田・山口県外も」防衛相

新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備について、小野寺防衛大臣は、秋田市と山口県萩市の候補地の調査結果によっては両県以外も検討する可能性を示しました。

新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」について、政府は、北朝鮮の弾道ミサイル対策として、秋田市と山口県萩市にある自衛隊の演習場に1基ずつ配備する方針ですが、住民からは、レーダーによる健康への影響など懸念が出ています。

小野寺防衛大臣は記者会見で、「2つの地域で調査をお願いしており、しっかり調べることを丁寧に説明していく」と述べ、来月以降に開始する方針の候補地の地盤などの調査に理解を求めました。

そのうえで、「調査で『不適』という結論になれば、当然、見直すことになる。秋田県と山口県の周辺ということで許容範囲の中で検討するが、県外も入る」と述べ、調査結果によっては、秋田、山口両県以外への配備も検討する可能性を示しました。