長官の北朝鮮訪問延期
「正当な理由だ」河野外相

アメリカのポンペイオ国務長官の北朝鮮訪問が延期になったことについて、河野外務大臣は「正当な理由での延期だ」と理解を示したうえで、北朝鮮の非核化に向け引き続きアメリカと連携していく考えを強調しました。

河野外務大臣は訪問先のロサンゼルスで記者団に対し、アメリカのポンペイオ国務長官の北朝鮮訪問が延期になったことについて「長官から電話で説明を受けたが極めて正当な理由でのキャンセルだ」と述べ理解を示しました。

そのうえ「北朝鮮の非核化を進めるため、国際社会が一致団結して国連安保理決議を守っていくことの必要性や、いわゆる『瀬取り』への対応をさらに強化をしていくことで一致した」と述べ引き続きアメリカと連携していく考えを強調しました。

一方、河野大臣はこのほどロサンゼルスにオープンした日本文化などを発信する広報拠点「ジャパン・ハウス」について、記者団が「慰安婦問題での日本の立場も発信するのか」と質問したのに対し「特にそういうつもりはない。一般的な文化、情報、技術を発信していく」と述べました。