「どんなに判されても
どんなに孤高でも」石破氏

9月の自民党総裁選挙に向けて、立候補の準備を進めている石破元幹事長は、28日、兵庫県豊岡市で、戦前から軍部を批判する演説を行ったことで知られる斎藤隆夫元衆議院議員の記念館を訪れ、信念を貫く政治家になりたいと決意を新たにしました。
斎藤隆夫氏は、昭和11年に起きた「二・二六事件」のあと、軍部の政治介入を批判する「粛軍演説」を行うなど、軍部への厳しい姿勢を貫いたことで知られています。
自民党の石破元幹事長は、斎藤元衆議院議員の記念館を訪れて、次のように述べました。

「立派な政治家がおられた。どんなに批判をされても、どんなに孤高の人と言われても、言わなければいけないことをきちんと言う政治家が、この国にはいた」
「(みずからも)そうありたいと思います。ですが、自分は、もちろんそんな立派なものでもないが、やっぱりどうしても世論に迎合したい、自分の身が大事だ、そういうような思いにとらわれそうになりますよね。そういう時に斎藤隆夫代議士を思い出すと、これじゃあいかんということだと思いますね」