魅力度ランキング44位
群馬 山本知事「根拠不明確」

民間の調査会社が行った、都道府県の魅力度ランキングのことしの結果が発表され、群馬県は去年の40位から順位を4つ下げて44位となりました。
山本知事は10日、自身の公式ブログで、「こんな根拠の不明確なランキングの順位に振り回されることはないが、毅然とした対応を取らせてもらう」と書き込み、検証する考えを明らかにしました。

都道府県の魅力度ランキングは、民間の調査会社、「ブランド総合研究所」が毎年、インターネットで行ったアンケートを元に作成しています。

ことしは都道府県ごとの魅力度や認知度など89の項目で調査を行い、全国の20代から70代の男女、3万5000人余りから回答がありました。

その結果が、9日公表され、群馬県は過去最高だった去年の40位から、順位を4つ下げて44位でした。

45位は埼玉県、46位は佐賀県、47位は茨城県で、7年連続の最下位を去年脱した茨城県は、再び最下位となりました。
去年、最下位だった栃木県は41位でした。

このランキングについて山本一太知事は、これまで、独自に調査した結果、魅力度を表すような多様な指標を分析しておらず、アンケート調査のため誤差が生じ、下位の順位は容易に変動する可能性があるなどとして、適切なものではないとの見解を示していました。

ことしの結果についても山本知事は10日、自身の公式ブログで、「順位が再び下がった理由が全く分からない。こんな根拠の不明確なランキングの順位に振り回されることはない。が、毅然とした対応を取らせてもらう」と書き込み、県として検証する考えを明らかにしました。

最下位の茨城 大井川知事「痛くもかゆくもない」

去年、7年連続だった最下位を脱した茨城県は再び最下位となりました。

茨城県の大井川知事は「真摯(しんし)に受け止めて魅力の向上に努めていきたいと思う。一方で、週末には県内の観光地に向かう車で高速道路が渋滞したり、首都圏から茨城に移住する人が増えたりするなどしている。魅力度ランキングが最下位になろうが何しようが痛くもかゆくもないというのが、県民の本音だと思う」と話していました。

県担当者「一喜一憂せず攻めのPR」

茨城県営業戦略部プロモーションチームの谷越敦子チームリーダーは「茨城県ではちょうどいま、特産の栗が旬を迎え、国営ひたち海浜公園ではコキアが見頃になりつつあり、多くの人が来てくれている。魅力がたくさんある茨城県がどうして最下位なのかと思った」と、結果を知ったときの思いを述べました。

そのうえで、これからの取り組みについては「地域や観光事業者のためにも、ランキングに一喜一憂しないで攻めのPRを続け、茨城県に来てもらったり県産品を買ってもらったりと、実際に茨城県が選ばれるようにしたい」と話していました。

調査会社「相対的に茨城県の評価が下がった」

調査を行った民間の調査会社「ブランド総合研究所」の田中章雄社長は、ことしのランキングで茨城県が再び最下位になったことについて「去年のランキングでは、バーチャルユーチューバーの『茨ひより』がPRで活躍したり、茨城国体で『eスポーツ』の大会が開かれたりと、デジタル面で先進的な県だと評価され、42位に上がったとみている。今回は、新型コロナウイルスの感染拡大でオンラインでの発信やデジタル化が全国的に当然のこととなり、相対的に茨城県の評価が下がったことが最大の要因だと思う」と分析していました。

そのうえで、今後については「つくば市がIT・先端技術のまちとして高い評価を得ていたので、そのイメージを生かして突き抜けた取り組みを提案できれば、順位の上昇につながると思う」と話していました。