政権交代後の連携
党首会談呼びかける

衆議院選挙に向けて共産党の志位委員長は、立憲民主党との間で候補者の一本化をさらに進めるには、政権交代後の連携の在り方などで合意を得る必要があるとして、枝野代表に今週中の党首会談に応じるよう呼びかけました。

衆議院選挙に向けて、立憲民主党は、与党と対じするためできるだけ多くの小選挙区で野党候補の一本化を図りたいとしていますが、共産党との間ではおよそ70の選挙区で候補者が競合しています。

これについて共産党の志位委員長は、27日、都内で記者団に対し、「あさってには自民党の新総裁が決まり、体制を立て直して総選挙に打って出てくる。野党も結束した姿をつくりあげる必要がある」と指摘しました。

そして、「選挙協力を行う以上、野党が多数をとったときにどういう政権をつくるのか、しっかりした合意が求められ、前に進めるには党首会談が必要だ」と述べ、枝野代表に今週中の党首会談に応じるよう呼びかけました。

また、志位氏は、これに先立つ市民団体の会合であいさつし、政権交代後の共産党の関わり方について、「閣内協力も、閣外協力も、どちらもありえる。どういう形態になるにせよ、共産党も協力する新政権ができれば、日本の政治にとって画期的な新局面が開かれる」と述べました。

共産 小池書記局長 自民党総裁選「どなたがなろうと変わらない」

共産党の小池書記局長は、記者会見で「自民党内の権力のたらいまわしで、4人のどなたが新総裁になろうと政治は変わらない。重要なのは、野党が結束して今度の衆議院選挙に臨み、新しい政権をつくる姿勢を国民に示すことだ」と述べました。

一方で、緊急事態宣言の扱いをめぐる国会報告に菅総理大臣が出席することについて「これまで出席要求をことごとく拒否してきたわけで、最後の最後に出席するから、それで罪滅ぼしになると思ったら大間違いだ。出てくる以上は、野党の質問に正面から答えてもらいたい」と述べました。