「コロナ対策よりも
自民党は総裁選」

緊急事態宣言の延長などをめぐって、立憲民主党の福山幹事長は記者団に対し、宣言の延長を漫然と続けていると指摘したうえで「国民生活は厳しい状況なのに、新型コロナウイルス対策よりも自民党は総裁選挙にかまけており、甚だ遺憾だ」と批判しました。

この中で福山氏は、緊急事態宣言の延長などをめぐって「自宅療養者は13万人を超えるなど、医療のひっ迫は変わらず、この間、政府は何をしてきたのか。効果が分からないまま漫然と宣言延長が続いている」と述べました。

そのうえで「菅総理大臣は『新型コロナ対策に専念する』と言ったのに、きょうの国会報告も出てこない。国民生活は厳しい状況なのに、なぜ臨時国会を開いて補正予算を組もうとしないのか。自民党と政府がコロナ対策よりも総裁選挙にかまけているのは甚だ遺憾だ」と批判しました。

一方、福山氏は、菅総理大臣が今月下旬にもアメリカを訪問する方向で調整を進めていることについて「退陣する総理大臣では各国首脳と国際公約をできず、それよりも直ちに臨時国会を開くべきだ」と述べました。