小池知事 IOCバッハ会長
“選手にベストな環境を”

東京オリンピックの開幕を8日後に控え、東京都の小池知事はIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長と会談し、アスリートがベストなパフォーマンスを発揮できるような環境づくりに努めたいという考えを伝えました。

東京都の小池知事は15日午後、東京大会のために日本を訪れているIOCのバッハ会長と都庁で会談しました。

この中で、小池知事は「大会まで8日となった。カレンダーを気にするとともに、毎日コロナ対策でさまざまな数字とたたかっているところだ。基本的な感染防止対策の徹底や実効性のある一層強力な措置を講じて、都民や国民、今回はるばる世界から来る皆さんの健康や命を守っていきたい」と述べました。

そのうえで「アスリートがベストなパフォーマンスができるような環境づくりをしっかりと行っていく。世界中の人を興奮させて楽しませてくれるスポーツの力を信じている」と述べました。

これに対し、バッハ会長は「世界のあらゆるスポーツイベントの中でも最も制限の多い大会になるが、あらゆるリスクを避けて東京や日本の皆さんの安全に貢献したい。感染防止に必要なルールをまとめた『プレーブック』に書かれているさまざまなルールが実行されて機能している」と述べました。

そのうえで「アスリートは全員、日本到着時に検査を受けている。陽性者はすぐに隔離されて、濃厚接触者も手順に従って管理されているので、日本の人たちに対するリスクはゼロだ」と述べました。