財政演説 予算案の
早期成立へ協力求める

麻生副総理兼財務大臣は、衆参両院の本会議で財政演説を行い、新型コロナウイルスの感染防止策を含む経済対策を速やかに実行するため、新年度=令和3年度予算案と今年度の第3次補正予算案の早期成立への協力を求めました。

この中で麻生副総理兼財務大臣は、11の都府県に緊急事態宣言が出されている現状を踏まえ「日本経済は依然として厳しい状況にある。持ち直しの動きがみられるが、内外経済を下振れさせるリスクに十分注意する必要がある」という認識を示しました。

そして、18日国会に提出した新年度=令和3年度予算案と今年度の第3次補正予算案について「国民の命と生活を守るため、感染拡大防止に万全を期すとともに、将来を切り開くため、中長期的な課題を見据えて着実に対応を進めていく予算としている」と述べ、新年度予算案と今年度の補正予算案の早期成立への協力を求めました。

そのうえで麻生大臣は「次の世代に未来をつないでいくためには、今回の危機を乗り越えるとともに、構造的な課題に取り組むことで、経済再生と財政健全化の両立を進めていく必要がある」と述べ、一段と悪化した財政の健全化に取り組むことの重要性を改めて強調しました。