治水対策に3000億円程度
赤羽国交相 閣僚折衝で合意

赤羽国土交通大臣は、麻生副総理兼財務大臣との閣僚折衝で、国土強じん化を進めるため河川の治水対策を行う費用として3000億円程度を盛り込むことで合意したことを明らかにしました。

閣僚折衝を終えた赤羽大臣は記者団に対し「河川の流域治水は国と県、市町村などが同じ認識を共有して中長期的な計画をつくり、水系全体で進めなければ効果的ではない。3000億円の予算が積み上げられたことで大きな効果が得られると思う」と述べました。

また、今回の閣僚折衝では、北陸新幹線の開業が予定より遅れ事業費が膨らむことを受けて、国の負担として804億円を盛り込むことで合意しました。

これについて、赤羽大臣は「開業が遅れることになった今回の過ちを繰り返さないよう、地元自治体などに定期的に工事の執行状況を報告することを義務づけるなど、再発防止を進める」と述べました。