社民 立民との合流の是非
11月の臨時党大会で議論へ

立憲民主党との合流協議をめぐって、社民党は常任幹事会を開き、合流の是非について最終的な議論を行うため、来月14日に臨時の党大会を開く方向で調整を進めることになりました。

社民党は去年12月に、当時の立憲民主党と合流協議を始めましたが、党内に賛否両論があるため結論が出ておらず、合流新党となった、今の立憲民主党との間でも協議が続いています。

こうした中、社民党は1日、福島党首や吉田幹事長ら7人の党幹部が出席して常任幹事会を開き、今後の対応を話し合いました。そして、吉田幹事長が合流の是非について最終的な議論を行うため、来月14日に臨時の党大会を開くことを提案しました。

これに対し出席者からは「さらに時間をかけて地方の意見を聞くべきだ」などとして、慎重論が出されたものの「結論を急ぐべきだ」として、臨時の党大会を開く方向で調整を進めることになりました。

党を解党して合流を決めるには、党大会の出席者の3分の2以上の賛成が必要となりますが、地方組織には合流に慎重な声も根強くあることから、議論の行方は見通せない状況です。

社民 吉田氏「党が割れること想定せず」

社民党の吉田幹事長は記者会見で「党大会までに地方組織に必要な情報提供をしながら、冷静で丁寧な議論ができるように配慮していきたい。党が割れるようなことを想定して議論はしておらず、最後まで統一と団結を大事にしていく」と述べました。