相 差別的対応の批判に
「質問意図把握のため」

茂木外務大臣は、先の記者会見で、外国人記者の日本語での質問に対し、英語で聞き返したうえで「日本語、分かっていただけましたか」などと述べた対応に、批判が出ていることについて、質問の意図を正確に把握するためで、他意はないと釈明しました。

茂木外務大臣は、先月28日の記者会見で、外国人記者から政府の水際対策について日本語で質問を受けた際、英語で聞き返したうえで「日本語、分かっていただけましたか」などと述べ、インターネット上などで「差別的な対応だ」などと批判が出ています。

これについて、茂木大臣は閣議のあとの記者会見で「『科学的根拠を教えてほしい』という聞かれ方をしたのが、この1年で初めてだったので、記者からの質問の意図を正確に把握するために英語でお聞きしたものであり、他意はない」と釈明しました。

そのうえで「この記者会見には日本の方もいるし、海外の方もいる。日本語で質問されることもあるし、英語で質問する人もいる。これらに対し、できるかぎり丁寧に答えてきたつもりだ」と述べました。