ポスト安倍に意欲を示す自民党の岸田政務調査会長は、2日夜、東京都内で二階幹事長と会食しました。次の総裁選挙をにらんで関係を構築するねらいがあるものとみられます。

自民党の二階幹事長と岸田政務調査会長は、2日夜、東京都内の日本料理店で会食し、それぞれが率いる派閥の幹部らも同席しました。

出席者によりますと、二階氏は衆議院の解散・総選挙の時期について「いつになるか分からない」と述べたほか、岸田氏に対し「前途洋々、次に期待だ」と激励したということです。

そして、ことし9月に、二階氏の幹事長在任期間が歴代1位となるのを祝う会合を開くことを決めたということです。

岸田氏はポスト安倍に意欲を示していて、次の自民党総裁選挙をにらんで二階氏と関係を構築するねらいがあるものとみられます。

自民党内では、石破元幹事長も二階氏と会談し、9月に予定している石破派のパーティーでの講演を依頼するなど、安倍総理大臣の自民党総裁任期が残り1年余りとなる中、次の総裁選挙を見据えた動きが始まっています。