国人留学生への給付支援
大学などの判断尊重 文科相

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、生活が厳しい学生らに行う給付支援で、外国人留学生には、成績の要件を設けていることについて、萩生田文部科学大臣は、要件はあくまで目安で、対象を決める大学などの判断を尊重する考えを示しました。

生活が厳しい学生らに最大で20万円を給付する支援をめぐって、文部科学省は、外国人留学生には、成績が優秀な者であることや、1か月の出席率が8割以上であることなどの要件を設け、対象を決める学校に通知していますが、野党側から「要件が厳しい」といった指摘があがっています。

これについて萩生田文部科学大臣は、記者会見で、要件は日本学生支援機構が外国人留学生向けに行っている奨学金制度を踏まえたものだと説明し、理解を求めました。

一方で、「あくまで目安で、学ぶ意欲ある留学生が困窮していて、応援することでさらなる学びが進むと大学などが判断をすれば、それを尊重したい」と述べました。