「次官ののように
聞こえた」麻生財務相

財務省の福田事務次官が女性記者にセクハラと受け取られる発言をしていたという週刊誌の報道で、公開された音声データが本人の声かどうかについて、麻生副総理兼財務大臣は「自分は聞いていて福田次官かなという感じがした」と述べました。

福田次官の声だとする音声データについて、福田次官本人は財務省の聞き取り調査に対し、「音声データによれば、かなりにぎやかな店のようだが、そのような店で女性記者と会食をした覚えもない」などと説明し、報道を否定しています。

麻生副総理兼財務大臣は17日朝の閣議のあと、音声データは福田次官の声かどうか確かめたのかという記者団の質問に対して、「本人の声かどうかは福田次官本人に尋ねてください」と述べました。

さらに、「一般に自分の声は自分ではわからないものだと思いますが、福田次官も、自分の声であるかどうかよくわからないと思ってデータを聞いたと話している」と述べました。

その一方で、麻生副総理は、音声データの声について「自分は聞いていて福田次官じゃないかという感じがした」と述べ、福田次官の声のように聞こえたという認識を示しました。