人数で視察 セクハラ
も」自民議員らに抗議文

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、虐待や性暴力の被害にあった少女たちを支援している団体が今週、馳浩元文部科学大臣など自民党の国会議員らの視察を受け入れた際に、事前の約束と違って大人数で訪問されセクハラ行為などもあったとしてツイッター上に謝罪を求める抗議文を掲載しました。

抗議文によりますと馳元文部科学大臣が会長を務める自民党の勉強会の国会議員らは今月22日、東京の一般社団法人「Colabo」が虐待や性暴力で居場所を失った少女たちのために運営しているカフェを視察しました。

抗議文では「5名までなら受け入れ可能」と伝えていたにもかかわらず、15人ほどで訪問したため人が密集する状態になり感染のリスクが高まったとしています。

また無許可での写真撮影のほか、馳元大臣が少女の後ろを通った際に両手で腰を触るセクハラ行為があったとしていて、参加した議員ら全員に文書で謝罪することを求めています。

これに対し馳元大臣はホームページでコメントを発表し「写真撮影NGの件も5人まで参加OKとの件も事前に国会議員側に伝わっておらず、いきなり大勢の男性が参集した事に多大な不安感と不愉快な思いをさせ、おわびします」としています。

またセクハラ行為を指摘されたことについては「腰に手を当てたかどうかは全く意識に残っておりません。しかし、それが事実ならば大変申し訳ないことであり、心より深くおわび申し上げます」としています。