井案里議員 国会出席も
記者団の問いかけに応じず

陣営による選挙違反事件で、広島地方検察庁に任意で事情を聴かれた自民党の河井案里参議院議員は10日、国会に出席しましたが、記者団の問いかけには応じませんでした。

自民党の河井案里参議院議員の陣営による選挙違反事件では、広島地方検察庁が夫の河井克行前法務大臣と、案里議員の2人から任意で事情を聴いたことが分かっています。

河井案里氏は先週、党幹部に議員活動を続ける意向を伝える一方、参議院の本会議を欠席しましたが、10日、所属する経済産業委員会に出席しました。

しかし委員会室に出入りする際、記者団が事件について説明を求めたのに対しては応じませんでした。

自民 世耕氏「できるだけ早く説明責任を」

自民党の世耕参議院幹事長は記者会見で、「議員活動を続ける以上、国会に出席するのは義務であり、出席したことはよかった。そのうえでできるだけ早く状況を把握して、説明責任を果たすべきだ」と述べました。