意なかっただけで罪
問えるよう」刑法改正を要望

性犯罪の被害者らでつくる市民団体が、現在の刑法は性犯罪の実態に即していないとして、法律の改正を森法務大臣に要望しました。

要請を行ったのは性犯罪の被害者らでつくる市民団体のメンバーで、ことし3月に性犯罪をめぐる裁判で無罪判決が4件続いたことなどを受けて、現在の刑法は実態に即していないとして、法律の改正を求めています。

森法務大臣に手渡した要望書では、刑法の改正に向けて検討会や審議会を早急に実施するとともに、被害者の生の声を反映するよう求めています。

そのうえで、現在の法律では脅迫や暴行が伴わなければ犯罪の要件を満たさないなどとしていることについて、被害者の同意がなかったことだけで罪を問えるよう求めています。

森大臣は要望に対して「しっかりと受け止めて、がんばっていきたい」と述べました。