原大臣の辞表受理
「任命責任は私に」安倍首相

安倍総理大臣は総理大臣官邸で記者団に対し、週刊誌の報道をめぐり菅原経済産業大臣が提出した辞表を受理し、「任命責任は私にあり、国民に深くおわび申し上げる」と述べました。そのうえで、菅原氏の後任に自民党の梶山 元地方創生担当大臣を起用する考えを明らかにしました。

安倍総理大臣は午前9時前、総理大臣官邸を出る際、記者団に対し、「さきほど菅原経済産業大臣から『みずからの政治資金の問題でさまざまな報道がなされ、大切な国会審議の時間が割かれる事態となってしまった。課題が山積する経済産業行政で停滞があってはならないし、本意ではない。辞任したい』と申し出があり、受理した」と述べました。

そのうえで、「任命責任は私にあり、国民の皆さんに深くおわび申し上げる」と陳謝しました。そして、「産業政策、通商政策などの重要な行政政策立案分野で一刻の停滞も遅滞も許されず、後任は梶山弘志氏にお願いすることにした。梶山氏は、安倍内閣で地方創生担当大臣として地方の産業活性化、規制改革に取り組み、成果を上げてもらった」と述べ、後任に自民党の梶山 元地方創生担当大臣を起用する考えを明らかにしました。