20 夕食会での
安倍首相あいさつ 全文

日本で初めての開催となるG20大阪サミットは28日、大阪 住之江区の国際展示場「インテックス大阪」で開幕し、各国の首脳らは、世界経済や貿易、技術革新などをめぐって討議を行いました。午後4時すぎに、技術革新をテーマにした2つ目のセッションが終わり、初日に予定されていた討議は終了しました。

各国の首脳らは、大阪 中央区の大阪城公園の中にある大阪迎賓館に移動し、午後8時前から歓迎の文化行事が開かれ、狂言師の野村萬斎さんによる狂言や、ピアニストの辻井伸行さんの演奏などが披露されました。

続いて各国の首脳らは夕食会に移り、安倍総理大臣があいさつし、乾杯の発声をしました。

夕食会は、午後10時すぎに終わりました。

首相あいさつ 全文

改めて、ようこそ大阪にいらっしゃいました。

ここ大阪は、4世紀ごろに、仁徳天皇により都にさだめられ、その後、商業の街として発展してきました。大阪のシンボルである大阪城は、最初に16世紀に築城されました。石垣全体や車列が通った大手門は17世紀はじめのものです。

150年前の明治維新の混乱で、大阪城の大半は焼失しましたが、天守閣は今から約90年前に、16世紀のものが忠実に復元されました。

しかし、1つだけ、大きなミスを犯してしまいました。エレベーターまでつけてしまいました。その大阪城を間近にのぞむこの場所で、さきほど、日本が誇る3名の演者が、皆さんのために心をこめて、それぞれ、舞い、演奏、そして歌を披露していただきました。

皆様、すっかりおなかをすかしているのではないかと思いますので、あいさつは短ければ短いほうがよいと思いますが、少しだけ、夕食について説明させていただきます。

今晩の夕食は、持続可能性と美食を融合させるとの考え方のもと、里山をコンセプトに構成しています。詳しくはお手元のブックレットをぜひご覧ください。

私たちはきょう1日、十分、もう仕事をしましたので、このあとは皆様どうか、ゆっくり食事を楽しんでいただきたいと思います。

私が「乾杯」と日本語で言いますので、そのあと、通訳を待たずに、杯をあげてください。平らな杯でこぼれやすいので、どうか、着席のまま乾杯をしていただきたいと思います。

それでは、G20大阪サミットの成功、そして世界の平和と繁栄、お集まりの皆様のますますのご健勝を祈念して、乾杯。