安婦問題めぐる発言で
謝罪 韓国の国会議長

慰安婦問題をめぐり、韓国の国会議長がことし2月、当時、天皇だった上皇さまが謝罪すれば解決するなどと発言し、日本政府が謝罪と撤回を求めていた問題で、議長は13日、「心を痛めた方々におわびを伝える」と述べて、初めて謝罪しました。

慰安婦問題をめぐり、韓国国会のムン・ヒサン(文喜相)議長は、ことし2月、当時、天皇だった上皇さまについて、「戦争犯罪の主犯の息子が、高齢者の手を握り、『本当に申し訳なかった』とひと言言えばすべて解決されるだろう」と述べ、日本政府が謝罪と撤回を求めていました。

韓国国会の報道官室によりますと、ムン議長は13日、ソウルにある国会議事堂の近くで食事をともにしていた鳩山元総理大臣から、当時、天皇だった上皇さまにまで言及したのは失礼だと考えられると指摘されたということです。

これを受けてムン議長は「全面的に共感する」としたうえで「心を痛めた方々におわびを伝える」と述べて、初めて謝罪したということです。