次の東京都知事選挙をめぐって、自民党東京都連の総務会長も務める萩生田幹事長代行は、都連として現時点で小池知事を支援する考えはないとする一方、知事の今後の対応も見極めて候補者選定を進める考えを示しました。

来年７月に任期満了を迎える東京都知事選挙をめぐって、自民党の二階幹事長は小池知事が立候補を決断すれば全面的に協力する考えを示し、都議会で知事と対立する党の東京都連からは反発が出ていました。

東京都連の総務会長も務める萩生田幹事長代行は、19日の記者会見で「自民党は今、都議会で野党の立場なので、会派としては次の知事選挙で現職の小池知事を支援しようというふうにはならない」と述べました。

ただ、萩生田氏は「時間があるので大所高所から候補者を考えていきたい。今の時点で党本部が小池知事に『ノー』と言うのも、僭越（せんえつ）な話だ。残りの任期で知事がどういう努力をするのかも、しっかり見極めていきたい」と述べました。