労相がインフルエンザに
東京都は「流行警報」発表

根本厚生労働大臣は17日、インフルエンザと診断され、18日に予定されている閣議を欠席することになりました。

根本厚生労働大臣は17日午前、賃金や労働時間に関する調査が不適切に行われていた問題で、厚生労働省が立ち上げた「特別監察委員会」の会合に出席しましたが、体調不良を訴え、その後の打ち合わせなどを取りやめていました。

そして、診察を受けたところ、インフルエンザと診断され、少なくとも来週21日まで安静にする必要があるということです。

このため、根本大臣は18日に予定されている閣議を欠席することになりました。

「流行警報」東京都が発表

東京都内でインフルエンザの患者が急激に増えたことから、東京都は17日、インフルエンザの「流行警報」を発表し、こまめな手洗いなど対策の徹底や感染が疑われる場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。

東京都によりますと、今月13日までの1週間に都内の419の医療機関から報告されたインフルエンザの患者の数は1つの医療機関当たり31.7人で、前の週の3.4倍と、急激に増えました。

都は、インフルエンザが大きな流行になっているとして、これまでの注意報を切り替え、17日、「流行警報」を発表しました。

都内に警報が出るのは、昨シーズンより1週間早いということです。

また、都内では今月13日までに延べ236の幼稚園や学校で学級閉鎖などの措置がとられたということです。

これまでに検出されたウイルスを分析したところ、10年前に「新型インフルエンザ」として世界的に流行した「H1N1型」が全体のおよそ72%を占めているということです。

都は、こまめな手洗いなど対策の徹底や感染が疑われる場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。