能実習生の調査資料誤り
「ミスではなく改竄」枝野氏

外国人材の受け入れを拡大するための法案をめぐって、立憲民主党の枝野代表は、失踪した技能実習生の調査結果を集計した法務省の資料に誤りが見つかったことを批判したうえで、個別の調査データが示されなければ、審議には応じられないという考えを示しました。

外国人材の受け入れを拡大するための法案をめぐって、立憲民主党の枝野代表は、さいたま市で記者団に対し、失踪した技能実習生の調査結果を集計した法務省の資料に誤りが見つかったことについて、「ミスではなく、改ざんだと思う」と批判しました。

そのうえで、「データそのものを出してもらい精査したところから、初めてまっとうな議論が始まる」と述べ、失踪した技能実習生に関する個別の調査データが示されなければ審議には応じられないという考えを示しました。

また、枝野氏は、憲法改正をめぐって、自民党の下村憲法改正推進本部長が、今の国会で憲法審査会を開き、党の改正案を提示したいという考えを重ねて示したことについて、「憲法審査会では国民投票法改正案の議論を収れんし、CM規制の問題を議論しなければいけない。本来踏むべき手順よりも安倍総理大臣に気に入られたいという、ひらめのような方だと改めて分かった」と述べました。