「『いたいこと言わせない
野党が怠慢だ』とはなんだ」

憲法改正をめぐって、自民党の下村憲法改正推進本部長が、「議論さえしないのであれば、職場放棄ではないか」と野党側をけん制したことを受けて、衆議院憲法審査会の野党6党派のメンバーは、下村氏の謝罪などがなければ、審査会には応じられないという認識で一致しました。

憲法改正をめぐって、自民党の下村憲法改正推進本部長は、今の国会で、憲法審査会が開かれていないことについて、「議論さえしないのであれば、国会議員として職場放棄ではないか」と述べ、野党側をけん制しました。

これを受けて、立憲民主党や国民民主党など、衆議院憲法審査会の野党6党派のメンバーが会談し、「下村氏の発言は、非常に違和感ある」といった指摘が出され、下村氏の謝罪などがなければ審査会には応じられないという認識で一致しました。

衆議院憲法審査会の野党側の筆頭幹事を務める予定の立憲民主党の山花憲法調査会長は、記者団に対し、自民党が党の憲法改正案の提示を目指していることを踏まえ「『自分たちの言いたいことを言わせないので、野党が怠慢だ』というのはどういうことだ。何らかのけじめを求めなければならない」と述べました。