問事前通告」と「名前
言い間違い」桜田五輪相謝罪

桜田オリンピック・パラリンピック担当大臣は、先の参議院予算委員会の審議をめぐり、「事前の質問通告がなかった」と事実と異なる説明をしたことや、立憲民主党の蓮舫参議院幹事長の名前を言い間違えたことを謝罪しました。

今月5日の参議院予算委員会の審議をめぐって、桜田オリンピック・パラリンピック担当大臣は先週の記者会見で、立憲民主党の蓮舫参議院幹事長から事前の質問通告がなかったと事実と異なる説明をし、その後、発言を撤回したほか、蓮舫氏の名前を言い間違えました。

これについて、桜田大臣は閣議のあとの記者会見で、「参議院予算委員会の委員長、理事をはじめ関係各位にご迷惑をおかけしたことを、おわび申し上げたい。また、蓮舫議員の名前を読み間違えたこともおわび申し上げたい」と述べ、謝罪しました。

そのうえで、「国民から選ばれた人間としての配慮も欠けていて、国民の皆様にも申し訳ない。今後、国政における審議に十分対応し、職務をしっかりまっとうできるよう引き続き努力していきたい」と述べました。

立民 蓮舫参院幹事長「迅速に対応すべき」

立憲民主党の蓮舫参議院幹事長は、記者団に対し、「オリンピック・パラリンピック担当大臣は、責任の重い大臣だ。先の予算委員会の質疑では、入り口で議論にならず、質問を飛ばしたが、そうした重みもよく理解し、次の審議に臨んでほしい」と述べました。そのうえで蓮舫氏は、桜田大臣の一連の対応について、「何かあった時は、迅速に対応したほうがよいのではないか」と述べました。

自民 二階幹事長「言い間違わない人を探すほうが難しいくらい」

自民党の二階幹事長は、記者会見で、「国会議員になって、人の名前を言い間違わなかった人を探すほうが難しいくらいだ。残念なことではあるが、今後、間違わないよう注意することが大事だ」と述べました。

公明 山口代表「人の名前 間違わないのは基本」

公明党の山口代表は、記者会見で、「大臣になってまもないので、不慣れな点もあるかもしれないが、人の名前を間違わないのは、閣僚として極めて大事な基本姿勢だ。みずからを省みながら、説明責任を尽くして、しっかり頑張ってもらいたい」と述べました。