んきん定期便「情報量が
多く理解しにくい」自民PT

社会保障制度をわかりやすく伝えるために制度の見直しを検討する自民党のプロジェクトチームが初会合を開き、年金の加入者に通知される「ねんきん定期便」について、記載する情報を見直す必要があるなどとして厚生労働省に改善を求めていくことを確認しました。

このプロジェクトチームは、社会保障制度の手続きなどをよりわかりやすく国民に伝える必要があるとして小泉進次郎厚生労働部会長が立ち上げました。

12日の初会合で小泉氏は「行政の立場ではなく国民の側に立って行政の在り方、事務や文書の改善など、さまざまな手続きを横断的に見直していく」と述べました。

会合では年金の受け取り見込み額などを通知する「ねんきん定期便」に対し「記載される情報量が多すぎるうえ字が小さく、お年寄りが理解しにくい」といった指摘や、年金制度を紹介する書類についても「受給開始を遅らせた場合、どの程度受け取り額が増えるのかわかりやすく示すべき」という意見が出されました。

プロジェクトチームは「ねんきん定期便」などの改善案について今月中にも提言をまとめ、厚生労働省に来年度から反映させるよう求めていくことにしています。