山梨県知事選挙 現職の長崎幸太郎氏 当選 自民・公明推薦

現職と新人の3人による争いとなった山梨県知事選挙は、無所属の現職で自民党と公明党が推薦した長崎幸太郎氏(54)が2回目の当選を果たしました。
山梨県知事選挙の開票結果です。
▽長崎幸太郎、無所属・現。当選。21万5517票。
▽志村直毅、無所属・新。10万6783票。
▽倉嶋清次、無所属・新。2万9195票。
自民党と公明党が推薦した現職の長崎氏が、新人2人を抑えて2回目の当選を果たしました。
長崎氏は東京都出身の54歳。
財務省を経て平成17年の衆議院選挙で初当選し、3期務めました。その後、前回・4年前の山梨県知事選挙に立候補し初当選しました。
選挙戦で長崎氏は、▽県内の交通網の整備や、▽小学校低学年の少人数学級の実現といった1期4年の実績をアピールしたほか、▽山梨県のブランド力を高めて経済成長を実現するなどと訴えました。
そして、自民党・公明党の支持層を固めたほか、いわゆる無党派層からも幅広く支持を集めました。
長崎氏「山梨をより豊かに」

長崎氏は「山梨県に関心を寄せる県内外の関係者に参画してもらい、あらゆる可能性を追求し、山梨県をより豊かにしていく。後世にしっかりと認識されるように、今後の4年間、粉骨砕身、努力をしていきたい」と述べました。

投票率は52.29%で、前回・4年前の57.93%を5.64ポイント下回りました。
甲府市長選 現職の樋口雄一氏 3回目の当選
現職と新人の3人による争いとなった甲府市長選挙は、無所属の現職で、自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦した樋口雄一氏(63)が3回目の当選を決めました。
甲府市長選挙の開票結果です。
▽樋口雄一、無所属・現。当選。5万6482票。
▽早田記史、共産・新。6464票。
▽松井忠弘、無所属・新。5912票。

樋口氏は甲府市出身の63歳。
山梨県議会議員を経て平成27年の市長選挙で初当選しました。
選挙戦で樋口氏は、▽子育て支援策を充実させることや、▽リニア中央新幹線の新駅周辺を整備する上で、先端技術を導入して新たな産業を育成するなどと訴えました。
樋口氏は、「甲府市をさらに暮らしやすく、そして楽しく、明るくして、市民の笑顔、まちの元気を作っていくための新たなスタートを切らせていただいたと考えている。新型コロナを乗り越えて素晴らしい甲府市を作っていきたい」と述べました。