佐賀県知事選挙 現職と新人一騎打ち 投票日は12月18日の日程

任期満了に伴う佐賀県知事選挙が12月1日告示され、現職と新人のあわせて2人が立候補しました。

佐賀県知事選挙に立候補したのは、届け出順に3期目を目指す無所属の現職で自民党と公明党が推薦する山口祥義氏(57)と共産党の新人で党県委員会書記長の上村泰稔氏(57)の2人です。

2人の候補は届け出を済ませたあと、街頭などで支持を呼びかけました。

山口氏は「新型コロナや自然災害などに対しては一人ひとりの県民の命に向き合い、大切にすることを基本として対応してきました。3期目は県立大学の設立を掲げ、実践的な人材を育成するいままでにない、佐賀県ならではの大学をつくり上げていきます」と訴えました。

上村氏は「佐賀空港にオスプレイはいりません。佐賀平野がオスプレイの訓練場にされる、こんなひどい話は許せません。地方の暮らしを破壊する国の政治から県民の暮らしと命を守る『防波堤』となり、佐賀県を変えようじゃありませんか」と訴えました。

選挙戦では、現職の2期8年にわたる県政運営に対する評価に加え自衛隊の輸送機・オスプレイの佐賀空港への配備計画や物価高への対策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。

佐賀県知事選挙は17日間の選挙戦を経て12月18日に投票が行われ、即日開票されます。