愛子さま 21歳の誕生日 学習院大学で古典学ばれる

天皇皇后両陛下の長女の愛子さまは12月1日、21歳の誕生日を迎えられました。

去年、成年皇族となった愛子さまは、ことし1月、新年祝賀の行事に初めて参列されました。

皇居での宮中祭祀にも参列するようになり、宮内庁によりますと、所作などについては両陛下から聞いて臨まれたということです。

3月の成年にあたっての記者会見に臨む際も、長い時間をかけて原稿を準備し、直前まで練習をされたということです。

4月からは学習院大学文学部日本語日本文学科の3年生になり、「源氏物語」や「新古今和歌集」、「奥の細道」などさまざまな古典を学ばれているということです。

日本の伝統芸能についての授業も受けていて、先月、佳子さまとともに皇居で雅楽を鑑賞したほか、両陛下と東京国立博物館の特別展の会場を訪れ、国宝の数々をご覧になりました。

お住まいの御所ではトマトやパプリカなどの野菜を栽培し、両陛下や宮内庁の職員と収穫されました。

時間があるときには両陛下と一緒に散策やテニスをされることもあるということです。

1日は、赤坂御用地にある上皇ご夫妻のお住まいを訪れて、誕生日を迎えたことのあいさつをされるほか、御所ではお祝いの行事が開かれることになっています。

きゅう舎訪ねられた際の映像公開 宮内庁

愛子さまの誕生日にあたって、宮内庁は、愛子さまが11月21日、皇居内にあるきゅう舎を訪ねられた際の映像を公開しました。

愛子さまは白っぽいタートルネックの服に学校の友達から以前、プレゼントされたというペンダントを身につけられています。

きゅう舎では、馬に餌のにんじんを次々と与えては鼻先をなでて笑顔を見せられていました。

これらの馬は、皇居での「信任状捧呈式」に臨む外国の大使を乗せた馬車を引いたり、先導したりする役割を務めているということです。