職員が長年パワハラ行為 日本一小さい村 富山 舟橋村役場で防止の研修

職員の間で長年、パワハラ行為が繰り返され、この問題をきっかけに、村長が議会を解散する事態になった、富山県舟橋村で、職員を対象にしたパワハラを防ぐための研修が行われました。

日本一小さい村として知られ、職員およそ30人の舟橋村の役場をめぐっては、職員の間で長年、パワハラ行為が繰り返されていたとする、第三者委員会の報告書が、9月公表されました。

村長に責任があるとして、村議会が不信任決議案を可決し、これを受けて村長が議会を解散する事態になっています。

12日、管理職を対象に行われた研修には6人が参加し、パワハラが起きやすい組織風土や名前の呼び方といったことばづかいなどについて学んだほか、具体的な事例についても話し合っていました。

研修に参加した舟橋村の松本良樹総務課長は「自分も含めて変わらなければいけない。舟橋村は職員も少なく、パワハラが起こりやすい土壌があったということなので、しっかり対処しなければいけない」と話していました。

村では、コンプライアンスやマネジメントに関する研修を来月までに複数回行いたいとしています。

議会が解散されたことに伴う舟橋村の村議会議員選挙は、10月18日に告示され、投票日は10月23日です。