政治家狙った銃撃事件 過去にも 国内・海外で

政治家などの要人が拳銃などで狙われる事件は国内外で過去にも起きています。

平成4年には当時の金丸信・自民党副総裁が、栃木県内で講演を終えた際に右翼団体の男に拳銃を発射されたほか、平成6年には細川護煕・元総理大臣が、東京・新宿区のホテルで右翼団体の元メンバーの男に拳銃を発射されました。いずれもけがはありませんでした。

また、平成2年には当時の本島等・長崎市長が右翼団体の男に拳銃で撃たれて大けがをした事件が起きています。

平成19年には当時の伊藤一長・長崎市長が暴力団員に拳銃で撃たれて死亡しました。

さらに、平成7年には当時の國松孝次・警察庁長官が、自宅マンションの前で拳銃で撃たれて大けがをしています。

海外で政治家が襲撃された事件

海外でも政治家が襲われる事件が起きています。

1981年、アメリカの当時のレーガン大統領が首都ワシントンのホテルの近くで襲われて大けがをしました。

韓国では2006年、当時、最大野党・ハンナラ党の代表でのちに大統領になるパク・クネ氏がソウル市長選挙の候補者の応援のために訪れた遊説先で男にカッターナイフで切りつけられ、大けがを負いました。

2011年、アメリカでアリゾナ州選出で民主党所属のガブリエル・ギフォーズ下院議員が地元のスーパーマーケットの前で演説会を開いていたところ銃で頭を撃たれ、一時、意識不明の重体となりました。

2021年、フランスではマクロン大統領が地方を視察中に男からほおを平手打ちされました。大統領にけがはなく、男はその場で取り押さえられました。