立民 泉代表 自民幹事長の批判に反論「意味が分からない」

立憲民主党の泉代表は、党の新型コロナ対策を自民党の茂木幹事長が批判したことについて、「自分たちが経済対策を十分に打てないことを反省していただきたい」と反論しました。
自民党の茂木幹事長は16日、立憲民主党の新型コロナ対策を非現実的だと批判し「泉代表は、間違いを反省し、国民に説明すべきで、批判ばかりで建設的な意見を言わないから、党の支持率が低迷するのではないか」と述べました。
泉氏は、18日開かれた党の執行役員会で「政権を運営できない野党に反省を求めるのは、さっぱり意味が分からない。自分たちが政治をしっかり動かせないこと、経済対策を十分に打てないことを反省していただきたい」と反論しました。
そして「政府の経済対策は小規模で、国民に届かないものになりそうで、茂木氏もいらだちが出てきているのではないか。国民のための政治に早く転換していきたいと思うが自民党が政権を担っている間は茂木氏にもう少し働いてもらいたい」と述べました。
自民党の茂木幹事長の批判とは…

自民党の茂木幹事長は16日、仙台市で行われた党の会合であいさつし、「新型コロナの感染状況は落ち着きを見せているが、コロナとの闘いは終わっていない。感染拡大の防止に最大限注意しながら経済社会活動を回していく、『ウィズコロナ』にも対応できる体制をしっかりと整備していくことが重要だ」と述べました。
そのうえで、「立憲民主党が『ゼロコロナ』と言っていたが、いかに非現実的だったか明らかになってきている。泉代表は最近、他党のことを『ああだこうだ』と言っているようだが、自分の党の間違いをきちんと反省し、国民に説明すべきで、批判ばかりで建設的な意見を言わないから党の支持率が低迷するのではないか」と指摘しました。
そして夏の参議院選挙について、「批判ばかりの野党に政権を委ねるわけにはいかない。絶対に負けられず、しっかり取り組んでいきたい」と述べ、勝利を目指す考えを強調しました。